四柱推命

劫財 -ごうざい-

# 通変星

劫財ごうざいが意味するもの

｢ごうざい｣と読みます。｢意地｣や｢頑張り｣という意味を持ちます。｢劫｣には｢おびやかす｣｢きわめて長い時間｣という意味も。このことから、どんなことをしても財を奪うという意味も持ち合わせ、強い上昇志向も象徴しています。

性質・性格

意地と頑張りを表す劫財がもたらしてくれるいい面は、周りから学んで上昇しようという精神です。意固地になって周りを遠ざけるのではなく、自分以外のさまざまなものから学び、吸収しようとする星です。その性質から、協調性や協和性、社交性が高くなりやすく、人付き合いを大切にする傾向が出てきます。また、強さもある星なので、集団をまとめていく力ももたらしてくれます。一方で、劫財の意地や強さが、反骨精神となって出てくることもあります。また、お金だけに上昇志向の目が向いた場合、高級なものや派手なものばかりにこだわる傾向が出てくることもあるでしょう。劫財が持つ頑張りの力を生かすためには、目指すべきところがはっきりと定まることが肝心です。

運勢・運気

運気においては、劫財は低下を意味すると解釈できます。財を奪うという意味から、特に自分自身の金銭に対する欲求が強くなるという傾向が出やすいでしょう。それを発端として、人間関係や仕事面においても、金銭に関する難しい問題が起きてくるという危険を含んでいる運気だと言えます。例えば、友人や知人と距離ができてしまう。パートナーとの間で金銭についての食い違いが増えて愛情にまでヒビが入る。などの影響が出てくることも考えられるかもしれません。また、女性の場合は、胎児にとってあまりよくない体内環境となると読むこともできる星です。ですので、劫財が回ってきたときには、妊娠や出産は避けたほうがいいとも言われています。いずれにしても、運気そのものが低下している中で、金銭への欲求が強くなり過ぎているときだと心得ておくことが、この運気と付き合っていくポイントと言えるでしょう。

# 通変星