四柱推命とは

四柱推命しちゅうすいめいとは

陰陽五行説を元にして、古代中国で生まれた占術の1つ。占断方法としては、生年月日、誕生時間を「年柱ねんちゅう」「月柱げっちゅう」「日柱にっちゅう」「時柱じちゅう」という4つの柱で表した、「命式めいしき」という表をつくります。それを元に、宿命や運勢を占います。この4つの柱を持つことが、「四柱推命」という名前の由来です。高い的中率から、「占いの帝王」と称されることもあります。日本でも、多くの人によって研究されてきました。占断方法が難解な部分もあり、「泰山流」「高木乗流」「武田流」「小山内流」などの流派が存在します。

歴史

起原は古代中国、宋の時代(960~1279)です。除子平じょしへいが著した書が四柱推命の基礎とされています。その後、同じく宋の時代に、除大升じょたいしょうが「淵海子平えんかしへい」を著しました。日本に入ったのは、江戸時代中期。儒学者の桜田虎門さくらだこもんが「淵海子平えんかしへい」を和訳して著した「推命書」によって、初めて紹介されました。そして、日本における四柱推命の実質的な技法は、明治時代以降に阿部泰山あべたいざんが確立したとされています。

四柱推命