辛丑 -かのとうし-

辛丑かのとうしの性質・解釈

辛は、磨き上げられた宝石や砂金を表しています。一方で丑は、粘り強さと誠実さを意味しています。この2つの性質を併せ持つ辛丑は、おっとりとした印象でありながらも、どこか謎めいているという特徴をもたらす干支です。上品な宝石の輝きと、誠実さが入り混じって、奥深さのある印象を与える傾向にあるでしょう。ただ、宝石は硬いもの。表面的には物静かな雰囲気もありますが、内面にはとても強い意志を持っているのも特徴です。信念をまっすぐに貫いて、物事をやり遂げてしまう強さがあると解釈できます。しかし、そういった強さが、プライドの高さや好き嫌いの激しさとなって出てくることもあるのが、辛丑。こだわりを持っているときに、いかにおっとりとした振る舞いを保つかが、過ごしやすさのポイントとなる干支です。

六十干支の意味