丁丑 -ひのとうし-

丁丑ひのとうしの性質・解釈

丁は、いろりやたき火などの、人がおこす火を表しています。一方で丑は、粘り強さや誠実さを意味しています。この2つの性質を併せ持つ丁丑は、落ち着きがあって控えめ、温厚という特徴が出てくる干支です。人がおこしてコントロールする火は、穏やかに燃えるもの。その火のように、安らぎや癒やしも与える性質を持っていると言えるでしょう。ただ一方で、とても誠実で辛抱強い干支なだけに、感情を我慢して溜め込んでしまうことも考えられます。これが溜まり過ぎると、火が一気に燃え広がるように、感情的になる可能性もあるでしょう。しかしそれも、丁丑が含んでいる豊かな感受性の表れ。この干支を持つ人にとっては、いい感情もそうでない感情も、小出しにしていくことが、本来の穏やかさを保って過ごす秘訣となると言えます。

六十干支の意味