乙丑 -きのとうし-

乙丑きのとうしの性質・解釈

乙は、美しい草花を表します。一方で丑は、粘り強さと誠実さを意味しています。この2つの性質を併せ持っている乙丑は、目立つことはなくても堅実で慎重に進んでいくという干支です。咲き誇って人々から注目される桜の傍で、静かに咲いている草花のようなイメージです。「こちらを見てくれ」とアピールすることなく、そこで咲く自分の役割について、誠実に受け止めてまっとうしていくのです。また、小さな草花でも、枯れればその土地の栄養となるように、人に尽くすという特徴も出てくるでしょう。とても素直で、着実に信頼を得ていく傾向があります。時々受ける「当たり障りのない人」という評価も、時間の経過の中で大きな信頼に変わっていく干支だと言えるでしょう。

六十干支の意味