辛未 -かのとひつじ-

辛未かのとひつじの性質・解釈

辛は、宝石や砂金を表しています。一方で未は、穏やかさや人情の厚さを意味しています。この2つの性質を併せ持つ辛未は、控えめでありながらも、粘り強く決めたことを達成していくという干支だと言えます。宝石は、原石が発掘され、そこから磨きをかけられなければ輝きません。それには時間がかかるもの。そして石を丁寧に扱う慎重さも求められます。辛未は、宝石を扱うような慎重な粘り強さを持ちつつも、自分のことだけに集中しない心配りができる。そんな性質を持っているのです。ですから、この干支を持つ人には、努力家として評判のいい人が多いでしょう。ただ一方で、金属の硬さのように、頑固な性質も含んでいます。「どうしても」と感じたときに、「未」らしい人情を思い出すことが、この干支を持った人が過ごしやすくなる鍵だと言えます。

六十干支の意味