己丑 -つちのとうし-

己丑つちのとうしの性質・解釈

己は、田園の湿った土を表しています。一方で丑は、粘り強さと誠実さを意味しています。この2つの性質を併せ持つ己丑は、内面に激しさを秘めながらも、堅実に進んでいくという特徴を持った干支です。田んぼの湿った土は、一度足を入れると粘着するようにピタッとくっついてくるもの。そこに粘り強い丑が加わって、とにかく根気や粘りという面では際立っていると解釈できます。また、湿った土の中を進むには、気力も必要で、ここから内面の激しさを読み取ることができるのです。一方この干支は、独立心が強くて、ひとりでやり遂げたがるという傾向が出てくるのも特徴。一心に打ち込めるものを見つけると、あらゆる意味での強さを生かして輝けるのが、己丑なのです。

六十干支の意味