癸未 -みずのとひつじ-

癸未みずのとひつじの性質・解釈

癸は、雨や露、霧などの恵みの水を表しています。一方で未は、穏やかさや人情の厚さを意味しています。この2つの性質を併せ持つ癸未は、物静かで穏やか、繊細な感受性といった特徴を持った干支だと言えるでしょう。しとしとと音もなく降る雨が、木々や葉に優しく含みこまれていく。そんな穏やかさや感受性が読み取れます。その性質は、例えば、周りへのさり気ない気配りや、温かな面倒見のよさという形で現れるでしょう。目立つ干支ではありませんが、勘が鋭く、温もりを添えて表に出す性質があります。ただ、優しさに溢れているだけに、お人よしという特徴が出てくることもあるでしょう。しかしながら、どの草木にも平等に降り注ぐ雨のように、損得勘定をしないからこそ、輝ける干支だと言えます。

六十干支の意味