偏財 -へんざい-

偏財へんざいが意味するもの

「へんざい」と読みます。「財」は、財産や人脈、情報という意味を持っていて、偏財は、偏った財を持つことを表しています。持つときには極端に持つという偏りです。また、この星は、「多趣味多才」を表していて、そこから「魅力」という意味を持つようにもなっています。

性質・性格

いい性質としては、まず、多趣味多才で魅力的という星の特徴が前面に出てくるでしょう。「財」は情報の意味もあるため、いろいろなことに興味が向くのだと解釈できます。また、「財」が持つ人脈という意味からは、人に親切で優しい人当たりであるという性質も出てくるでしょう。そのために、周囲からの人気が高くなる傾向にあります。また、財というほど大きなお金を動かすのが上手なのも、特徴として挙げられるでしょう。商売やサービス業の場で、その特徴は前面に出てくるようになると言えます。ただ一方で、内面よりも外面をよくするという傾向があるのも、この星の特徴です。商才の一面として、一度でも裏切られたら信頼しないという性質も出やすいでしょう。しかし、もともと魅力を備えている星のため、裏切られるということは少ないと言えます。

運勢・運気

「財」が財産や人脈を意味することから、人やお金と縁がある運気だと解釈できます。特に、人に尽くしたいという気持ちが生まれやすいのが特徴です。例えば、困っている人を見ると面倒を見たくなるなど。この星の「魅力」という意味が義理人情となって現れる傾向があります。ときには、身銭を切ってでもという思いが生まれてくることも考えられます。また反対に、自分が困ったときには誰かがお金を貸してくれるという状況も起こりやすいはずです。このような、お金を貸す借りるというような極端な状況が起こりやすいのは、金銭に限ったことではありません。自分を頼ってくれる人とそうでない人とで、態度が極端に変わるという傾向も出てきやすいでしょう。そういったギャップが出やすい時期だと理解しておくことが、運気を生かすポイントと言えます。

四柱推命