冠帯 -かんたい-

冠帯かんたいが意味するもの

人の一生の中では、成人した状態です。結婚をしたり、社会的な地位や名誉を得るという状態を表しています。このことから、結婚や自立、名誉や地位を意味しています。さらに転じて、人気や発展、先見。そこから生まれてくる虚栄も表すようになりました。

性質・性格

成人して自分の意志と判断で行動している冠帯の運から、活力や向上心が大きいという性質が出てきます。自分で考え、自分で行動するという精神と、そこから生み出されるプライドや才識が特徴です。やる気のある若者とイメージすると、分かりやすいかもしれません。自分自身への向上心だけでなく、友達も大切にするという傾向が強いでしょう。ただ、視野は広いとは言い切れません。そのため、周りから学んだり教養を積んだりすることを心掛けないと、プライドばかりが高くなる可能性もあります。また、若さのエネルギーで一気に駆け上がろうと気を張ると、突然に心の糸が切れてしまうことも考えられます。焦らず進んでいこうと心掛けることが、冠帯のパワーの強さを発揮し続ける鍵となるでしょう。

運勢・運気

成人になっている状態です。自立して心身にエネルギーが充満しているという運気の状態を表しています。ですから、冠帯が巡って来た時期には、しっかりと自分の意志で自分の道を進んでいけるときだと読むことができるでしょう。また、その先に成功や発展が望めるという運気でもあります。一方、人生全体においては、慈悲の心に厚くなるという運気があるのが特徴です。これもあって、若い頃に多少の苦労をしても、心配する必要はない運気だと言えるでしょう。中年期以降、運気が大きく発展し、地位や名誉を保っていけるという流れに乗りやすいのです。また女性がこの運を持っていた場合、容姿にも良縁にも恵まれるという傾向があります。ただ、冠帯は強さもあるので、離婚の可能性も含む運です。本人が強さをコントロールすることが、幸せを保つコツだと言えます。