衰 -すい-

すいが意味するもの

人の一生で言うならば、現役を引退した時期、人生のピークを過ぎた頃を表しています。加齢とともに衰えが出てきている状態だとも言えます。ここから転じて、衰退や消極性、弱気、熟年。だからこその几帳面さを意味するようになりました。

性質・性格

熟年を意味する衰の運から、とても温厚で和を大切にする性質が出てきます。人を受け入れたり許したりする優しさにも溢れているでしょう。また、勢い任せにせず、慎重でやや保守的になる傾向も強いのが、衰の特徴です。ですから、周りに安心感を与えたり、打ち明け話を聞くことがあったりということも多くなるでしょう。ただ、衰えを実感するという運だけに、消極的な性質が出てくることがあります。自分に自信を持つことができなかったり、あれこれと心配して取り越し苦労をしてしまったりすることがあるでしょう。また、自分の力を信じられないことが理由で、決断力が弱まるという傾向もあります。しかしそれは、本質的に能力が低いという意味ではありません。本来は、堂々と自信を持っていいだけの温かみを、衰は持っているのです。

運勢・運気

人間で言えば、体力の衰えが出てきた状態にある運気です。自分の中の活力が低くなっていることを実感する時期だとも言えるでしょう。ですから、衰が巡ってきたときには、勢いよりも温和さが前面に出るようになります。改革よりも現状維持を求め、やや保守的な気持ちになることが多いでしょう。人といるよりもひとりの時間が欲しくなるのも、この時期の特徴です。その傾向の中で、気力が落ち、感動が減って淡泊になってしまうこともあるかもしれません。体力だけでなく気力まで落ちてしまわないように、穏やかさのいい面を生かす意識が重要な時期だとも言えます。また、人生全体においては、老後の健康面に注意が必要です。子どもの運気の発展は遅れがちになるかもしれません。また女性の場合は、嫁としての苦労も多くなりがちな運気だと言えます。

さらに多くのコンテンツを見る

引き続きサイトのコンテンツをご覧いただくにはCMの視聴が必要です。

数秒から数十秒のCMが流れます。