病 -びょう-

びょうが意味するもの

一生の中では、体力の衰えとともに、病気を患っている時期を表します。病気は体内の循環がうまくいかずに滞ることも原因。運も停滞を表しています。ここから、病気や虚弱、困難。さらに看護や取り越し苦労、内向性も意味するようになりました。

性質・性格

衰えを意味する病の運から、身体的にはやや弱いという性質が出てきます。しかし、精神が弱いわけではありません。頭の回転は速く、趣味も多くなることが特徴です。さらに、弱さを抱えているからこその同情心や温もりが現れるのも、いい特徴です。だからこそ、病の性質を持っている人は、体力の低さを意識し、高めていく努力をすることが重要だと言えるでしょう。体力があってこそ、精神力が生かされ、続いていくからです。体力づくりをすることで、何かを根気よく続けたり、前向きにとらえたりしていけると考えられます。また、看護されることで病気は回復するもの。このことから、誰かの後押しがあると、本来持っている能力を存分に生かす性質を持っていると解釈することもできます。

運勢・運気

病気になって寝込んでいる、病床にいるという状態です。運気としても、病弱になったり健康を害しやすいと言えるでしょう。また、体の状態だけでなく、運気そのものが乱れやすい時期だと解釈することもできます。しかし、困難に感じていても、実は取り越し苦労だったという場合も少なくない運気でもあります。病は気からというように、まずは気力を強く前向きに保っておくことが、この時期を穏やかに過ごす秘訣だと考えられるでしょう。また、病気には看護が必要なもの。困ったときには、自分だけで何とかしようとせず、人の力を借りることで乗り切れる運気。そう読み取ることもできます。一方、人生全体で見た場合も、特に老後、健康に気をつけることが大切です。