長生-ちょうせい-
長生ちょうせいが意味するもの
人の一生にたとえると、親の保護を受けながら、安心して順調で円満に成長している状態を表します。そこから転じて、物事が成長すること、発展や繁栄、円満な様子、恩恵を受けるということを意味するようになりました。
性質・性格
円満な家庭で順調に成長するという長生の運から、とても穏やかな性質が出てきます。人や物事を疑わないという温厚さや誠実さという性質が出る傾向があるでしょう。そういった落ち着いた性質があるからこそ、しっかりと考える思考力や物事を丁寧に扱う几帳面さも出てくると言えます。また、考えたことを行動に移す実行力、粘り強くやり通す忍耐力が強くなるのも、長生の特徴です。これらの性質は、円満な家庭で育っている情緒の落ち着いた赤ちゃんや子どもをイメージすると分かりやすいかもしれません。一方で、発展や繁栄の意味から、長生を持つ人は経済観念も優秀だと考えられます。コツコツと確実に仕事をこなして財を成す人が多いでしょう。女性の場合は良妻賢母型と言えます。
運勢・運気
赤ちゃんが生まれた状態、そこからすくすくと円満に育っていく状態を表しています。どんな人の一生にも、1つも壁やつまずきがない、ということはありません。ですから、長生が巡って来た時期にも、壁を感じる場合もあるでしょう。しかし、円満に発展する運気が基盤にあるために、すんなりと壁を乗り越えて発展していけると言えます。また、この時期にぶつかる壁は低くて薄いものという傾向もあるでしょう。一方、人生全体の運気としては、中年以降に運気の発展が期待できます。人間が時間をかけて少しずつ大きくなるように、運気も時間をかけて、しかし着実に発展していく傾向にあります。子どもとの相性もよく、老後も孤独とは縁がなく恵まれたものとなる運があるでしょう。