胎 -たい-

たいが意味するもの

人生の始まりのさらに始まりのような段階。母親の胎内で受精し、細胞分裂を繰り返しながら着床する。母親から見れば受胎のとき。新しい命になろうとしている状態です。ここから、受胎そのものを意味し、吉兆や希望、好転などを表すようになりました。さらに、甘えも意味しています。

性質・性格

母親の体の中に宿ろうとしている胎の運から、甘えんぼうな性質が出てきます。母親から栄養をもらわなければ、生命となることもできない。だから頼り切っているという状態をイメージすると、分かりやすいかもしれません。頼り切る中で、未来への希望も感じる運です。ですから、性質としても、希望を持って創意工夫をしたり企画をしたりということが得意になると考えられるでしょう。ただ一方で、甘え上手が度を超すと、いろいろな人に甘える八方美人になってしまうという可能性も含んでいると言えます。しかし、母親から養分をもらいながらも、胎児は自分の力でも大きくなるもの。この運を持った人も、困難な状況に出会ったとき、自分の実行力を信じて進むことで発展する傾向が強いと言えます。

運勢・運気

母体に生命が宿った、妊娠初期のような状態を表している運気です。まさに、新しい命が始まりそうだという期待が生まれる状態。運気としても、希望や好転といった明るい光が差してくるときです。ただ、母体に宿ったばかりの頃は、母親なしには命になるのが難しい時期。ですから、胎が巡ってきたときには、誰かを頼りたくなる傾向があるかもしれません。しかし、そこで甘え過ぎなければ、いい兆候を上手に掴める時期だとも読み取れます。一方で人生全体では、家族との絆が強いという運があります。親元から離れていくのが遅い人も多いでしょう。さらに老後は、子どもに面倒を見てもらえるという運もあります。また、養子縁組みの運気が強いのも、胎の特徴です。