乙 -きのと-
乙きのとが意味するもの
「乙」には、小さいという意味もあります。植物では、美しい草花を意味しています。五行では「木」、陰陽は「陰」で、「木の弟きのと」と呼びます。
文字の成り立ち・植物の成長
上から下へ抑えるという意味を持ている文字です。「抑」という字と同系の漢字で、「軋あつ」と近い意味を持っています。「軋」は、ものとものが音を立ててすれ合うような不和の状態を意味しています。これと似ていて、「乙」は、植物と土がぶつかっている状態。植物にとっては、地中で抑圧されて外に伸び出せず、折れ曲がりながら進んでいるときです。