癸 -みずのと-

みずのとが意味するもの

優しく降り注ぐ雨や露、霧の水を意味しています。五行では「水」、陰陽は「陰」で、「水の弟みずのと」と呼びます。

文字の成り立ち・植物の成長

ひとめぐりするという意味を含んでいる漢字です。数の序列が一巡して終わったことを示しています。同系の漢字としては、矛先を回転させて敵中におどりこむ「揆」、ひとめぐりする、楽章のひとめぐりと言う意味を持つ「闋(けつ、やむ)」などがあります。植物の成長段階で言えば、作物となったすべての植物が蔵に収められ、その年の作業が終わった状況だと言えます。