甲 -きのえ-

きのえが意味するもの

そそり立つ大木、切り出して用材にできる良質な木を意味しています。五行では「木」、陰陽は「陽」で、「木の兄きのえ」と呼びます。

文字の成り立ち・植物の成長

かぶせるという意味を含んでいる文字です。蟹などの甲羅の「甲」、かぶとと読むなど、硬く覆っている状態を示しています。尾を引いた亀の甲羅をかたどった象形文字です。原字(子の文字の元となった字)は、魚のウロコの1枚をかたどった象形文字とも言われています。動物だけでなく、植物の種子などが殻に覆われた状態も指します。