印綬 -いんじゅ-

印綬いんじゅが意味するもの

「いんじゅ」と読みます。「綬」とは、官吏(役人)が職務のときに使う印につける紐のこと。そのことから、「学問」や「名誉」を意味しています。豊富な知識や教養がある状態、または高い知識や教養への憧れも表しています。

性質・性格

知恵と学問を意味する印綬は、いい面をもたらしてくれることが多い星です。まず、創造力や企画力といった能力をもたらしてくれる傾向があります。というのも、教養があることや知識が深いことに、強い憧れを抱く性質を含んでいるからです。その憧れの心を満たすために自ら学ぶという知識欲もあるのが印綬という星。だからこそ、創造性も企画力も高まってくのだと解釈できるでしょう。また、豊かな母性本能をもたらしてくれるのも、印綬の特徴です。子どもや目下の人への面倒見がよくなるという傾向が出てくることが考えられます。ただこの星は、知識欲に支えられているということを、忘れてはなりません。知りたい、学びたいという意欲を維持することが、この星の輝きを維持するポイントと言えるでしょう。

運勢・運気

研究熱心で学習への意欲も能力も高まるという運気がもたらされると読み取ることができます。知識を得ることや何かの資格を取るなどには、向いている時期だと考えられるでしょう。資格という形になっていなくても、好きなことをじっくりと時間をかけて深めていく。そういう中で満足も成果も得られると言えます。特に、机に向かって取り組むようなことに取り組むと、運気を生かすことができるでしょう。ただ一方で、賢さをもたらす運気なだけに、情よりも理屈が優先される傾向も出てきます、人の言葉や行動に対して、批判することが多くなるとも考えられるでしょう。自分の考え方に筋道が通るので、少々わがままになる場合もあります。しかし、賢さが裏目に出ないようにという心掛けさえ忘れなければ、充実に満たされる運気だと言えるでしょう。

四柱推命