【2】坤為地 -こんいち-

卦辞かじ

02坤為地

素直で従順、控え目に。どっしりと構えて、何事も受け身でいれば福を授かるでしょう。

坤為地こんいちの意味・成り立ち

坤為地の「坤」の漢字は大地を意味します。あらゆるものを育て上げるのが大地。しかし、何かを成長させるには天の恵みが必要になります。そのためにも、受け身の姿勢でいるのがよいと暗示されています。また迷いが多くなる時期ですが、よい指導者の導きには逆らわず、素直に従えという教えも秘められています。

解釈

自分から積極的に動くよりも、待ちの姿勢でいるほうがよいとされています。攻めではなく守りに徹し、なるべく現状維持でいるの大切。前進しようとしたり、変化するのではなく、しっかりと基礎を固めるときでもあるとも考えられるでしょう。また、この時期には、心から尊敬できる相手を得ることも重要な課題となります。素晴らしい導きによって、失敗や過ちが減り、運気がよい方向に向かっていくと言えるでしょう。

六十四卦の意味