易

【40】雷水解 -らいすいかい-

# 六十四卦

卦辞かじ

今までの苦労がようやく報われるとき。悩みや苦しみから解放され、運気が上昇を始めるでしょう。

雷水解らいすいかいの意味・成り立ち

雷水解の「雷」は行動、「水」は難儀、「解」は解放を意味します。すなわち、行動することで、問題から解放されることを暗示しています。また、春の雷が雪解けをうながすことになぞらえ、緊張感が解け、今までの苦労が報われるという意味も持っています。ただ、同時に気を緩め過ぎないようにという教えもあります。

解釈

春雷になぞらえ、厳しい冬からうららかな春へと移行する運気にあると考えることができるでしょう。問題が解決したり、苦しめられていたことから解放されることもあります。さらに、高根の華を手に入れたり、合格や昇進などが得られる可能性もあるでしょう。こういうときには、積極的に行動するのが吉と言えます。その一方で、プレッシャーのない時期であることから、怠け癖がついてしまうこともありえるでしょう。手を抜くとせっかくの機会を逃してしまう危険もあるので、努力は怠ってはいけないとされています。

# 六十四卦

六十四卦の意味