【59】風水渙 -ふうすいかん-

卦辞かじ

59風水渙

抱えている問題から解放される気配。勇気を出して、一歩踏み出してみてよいでしょう。

風水渙ふうすいかんの意味・成り立ち

風水渙の「渙」は氷が解けることを意味します。「風」は春、「水」は難儀。すなわち、抱えていた問題が解決することを暗示しています。ただ悩みの解消ばかりではなく、結婚関係や雇用関係など、安定していたものが解消する暗示も含まれると考えられています。つまり、悩んでいる人は吉に転じ、そうでない人は凶となることも考えられます。

解釈

おかれた状況によって、この卦の解釈は違ってくるとされています。もし、苦しい立場にあるなら、トラブルが解決し、ストレスから解き放たれると考えられています。また、今の環境から遠く離れるのが吉とされます。新しい可能性が開けることもあるかもしれません。しかし、これといった問題がない場合は、何かが離れていくことを暗示とも考えらます。ですから、家族や恋人との関係、お金の扱いなどに注意をうながす運気でもあると言えるでしょう。

六十四卦の意味