【21】火雷噬嗑 -からいぜいごう-

卦辞かじ

21火雷噬嗑

不快な出来事が起こりやすいとき。冷静になって、障害物を取り除くようにしましょう。

火雷噬嗑からいぜいごうの意味・成り立ち

火雷噬嗑の噬嗑は、いずれも噛むことを意味しています。この2つが重なっていることで、口の中に何かが挟まっている状態を示しています。障害がある暗示ですが、逆に言えば、取り除きさえすれば万事休すでもあります。それなりの努力はいるけれど、明の「火」と動の「雷」の力で吉に転じる可能性を持っている卦です。

解釈

障害などを暗示する卦ですから、トラブルや問題が生じやすい運気にあると言えます。ひと筋縄ではいかず、イライラしたり、落ち込みを感じてしまうかもしれません。しかし、そこで投げ出したり、諦めたりせず、真正面から向き合えば運気が開けるとされています。場合によっては、徹底的に戦う姿勢も必要となるでしょう。けれど、障害となっているものがなくなれば、それまで見えていなかったものがはっきりすることもあると考えられます。

六十四卦の意味