【22】山火賁 -さんかひ-

卦辞かじ

22山火賁

美しいものに触れて親しむこと。そして、美しいものを身につけ、外見の改善に努めましょう。

山火賁さんかひの意味・成り立ち

山火賁は、艮の下に離が沈んでいることから、「山」に沈む「火」、すなわち夕陽を表しています。「賁」は飾るの意味。美しい夕陽の風景と着飾り。つまり、夕陽のように美しく輝いている状態の暗示だと言えます。ただ、日が陰っていく状態にあることから、下り坂の運気も示唆していると考えられています。

解釈

この卦が出たら、美しく着飾ること、つまり美容やファッションに関することに力を入れるのがよいと考えられます。思いきったイメージチェンジをするのもよいでしょう。美しいものを見たり、触れたり、聞いたりすることは、すべて吉とされます。普段よりも、上級の場所に出向くのもよいでしょう。ただ、この先、障害が立ちはだかる暗示もあります。そのため、ただ表面を飾るだけでなく、中味の充実も意識し始めるほうがよいとされています。

六十四卦の意味