【7】蟄虫啓戸 -すごもりむしとをひらく-

蟄虫啓戸すごもりむしとをひらく

春の始まりの中で、日差しがいっそう暖かくなる頃。土の中で冬眠していた虫たちが、陽の温もりを感じて外に顔を出します。「虫」という字が使われていますが、虫に限らず、動物たちも冬眠から目覚めるときです。この時季には旧暦の2月8日が含まれていて、次の正月に向けて準備を始めます(「お事始め」と呼びます)。

七十二候の季節