最大の力は慈愛かもしれません「力」【なめ子タロット解体新書 vol.18】

　第18回は、大アルカナの8の数字を持つ「力」についてご紹介。スピリチュアルな世界観を、なめ子さんの手書きのオリジナルタロットとともにご紹介します。

キーワードは「最大の力は慈愛かもしれません」

　高次元のパワーをわけてもらえる「力」のカード

「力」からのインスピレーション

　「力」のカードは、ライオンをてなずける女性の姿が描かれていることが多いです。女性の頭上には無限大のマークが描かれ、やさしげな女性の前にライオンは服従しています。

　一昔前、松島トモ子さんがライオンに噛まれたというニュースが世間を騒がせました。ライオンに対峙するとほとんどの人は恐れの感情を抱きます。自分が恐れの波動を発すると相手も恐れを出すので、ライオンも恐怖から攻撃に転じてしまったのでしょう。

　しかし、ライオンに対して慈愛を発すれば、ライオンも平和な気持ちになってくれます。タロットのライオンの絵柄にそんなことを教えられました。

　今回の絵では、ライオンの代わりにスフィンクスを描きました。ファラオとライオンが融合した存在といわれるスフィンクスは力の象徴。つい敵を打ち破るみたいな攻撃的なマインドになってしまいますが、そこにUFOが平和の波動を照射しています。宇宙のパワーとつながるピラミッドが背後に佇んで、高次元のエネルギーを放っています。

　エゴを満たすための力ではなく、愛と平和に満たされた力を持てば、世の中は平和になりそうです。

なめ子タロットのお導き

　今までの自分を押し通そうとするやり方に違和感を覚えはじめているのかもしれません。現代は競争社会ですが、そこに巻き込まれると消耗してしまいます。もし競争に負けても、相手に譲ってあげた、くらいに思うと気分よくいられます。そして慈愛や感謝の心で日々過ごすことで、気づいたら結局自分がいいポジションにいれたり、成功に導かれるかもしれません。高次元の力を得られるかどうかが鍵です。力は強いよりも軽い方が、高みへと飛び立てます。