第7ハウス
ハウスとは
「ハウス」とは、ホロスコープの円を12個に分けた部屋のようなものです。ハウスは領域・具体的な分野を表し、一般的に上昇点(ASC)を基軸に12個の部屋に分割されます。12室の分け方はいくつかの方法があり、占うものや知り得る情報、占者によってどれを使うかが変わってきます。ハウスの分割方法のうち有名なものとして「イコールハウス」「プラシーダスハウス」の2つがあげられるでしょう。ASCを基軸に30度ずつ分ける方法は「イコール・ハウス」というものです。一方「プラシーダス・ハウス」は、具体的な時間や場所なども加味し、緻密な計算を行い分割してくため、12個のハウスはその保有する角度にばらつきが出るように描かれます。
第7ハウスの意味するもの
第7ハウスは、「結婚相手」や「パートナー」を表しています。配偶者やビジネスパートナーという意味合いもあります。第7ハウスのカスプはDSC(ディセンダント)と呼ばれ、ホロスコープ図の最も右側に配置されます。一番強く関連する他者を示すため、強い結びつきを持つ、配偶者やビジネスパートナーを示すといった意味を取られやすいでしょう。他には合意や協定、敵対者と戦争といった意味もあります。第7ハウスのカスプサインより、「運命の人」を導くといった手法・解釈が行われることもあるようです。
ハウスと惑星の組み合わせ
【第7ハウス×太陽】パートナーの存在が重要。パートナーを通して自分自身を認識する。他人の意見が自分の意見と思い込みやすい傾向。
【第7ハウス×月】結婚願望が強い。感情的なつながりで心が満足する。一緒にいる相手の気持ちに敏感。相手に会わせようとし過ぎて不安定になりやすい。
【第7ハウス×水星】話好き。仲介役。関心を分かち合えるパートナー。ゴシップ好き。ひとりの人に縛られることへの抵抗。
【第7ハウス×金星】異性からモテる。人好き合いが得意。誰よりも愛してくれる。結婚により金銭的な恩恵を受けやすい。依存しやすい傾向。
【第7ハウス×火星】積極的に人間関係を広げる。情熱的に意思を主張する。強い存在感。人間関係にトラブルを招きがち。ライバル的関係。
【第7ハウス×木星】人間関係に恵まれやすい。他者に対して親切。精神的に尊敬できる人や、社会的な成功者との縁。他人の善意に甘えやすい。
【第7ハウス×土星】信頼できる長期的なパートナーシップ。時間をかけて他人との関係を築く。年長者との縁。対人関係へのコンプレックス。
【第7ハウス×天王星】刺激的なパートナーを求める。自由で平等な関係。人間関係が長続きしない。事実婚など自立性・独自性にとんだ婚姻関係。
【第7ハウス×海王星】理想的なパートナーを夢見る。自己犠牲的に尽くす傾向。精神的に問題を抱えているパートナーとの縁。
【第7ハウス×冥王星】パートナーとの関係を通して根本的な変容があり得る。人間関係が節目でがらりと変わる傾向。相手への執着心。