第3回 まついなつきの5分でわかるタロット 小アルカナの世界観は大アルカナに現れていた
「この恋どうなる?」「このままで仕事はうまくいく?」そんな迷いを感じたとき、タロットを使えば解決のヒントを得ることができます。『占いTV』(uranaitv.jp)では、人気占い店 店長・まついなつきが、日本一わかりやすくタロットをレクチャー。第3回は、小アルカナ40枚をストーリーで学ぶ前編です。
小アルカナ40枚に描かれた4つの物
大アルカナ22枚に引き続き、今回は小アルカナ56枚の中から40枚を取り上げます。「40枚なんて多すぎてムリ」と思うかもしれませんが、大アルカナと同様に、ストーリーで理解すると楽に覚えられます。
まずは復習から。大アルカナの「1」のカードを覚えていますか? 1は「MAGICIAN(マジシャン・魔術師)」で、物事をスタートするという意味のカードでした。このカードには男の人が描かれていて、目の前のテーブルに4つの物、「カップ」、「コイン」、「ソード(剣)」、「ワンド(木の棒)」が載っています。
この4つが、今回取り上げる小アルカナ40枚に描かれているエレメントなんです。40枚のカードは、カップ・コイン・ソード・ワンドの4種類、各10枚ずつで構成されていることになります。
4つのエレメントは何を表す?
4つのエレメントが表す意味は次のとおりです。
・コイン…お金・現物・体
・ソード(剣)…知性・決断力・理解
・ワンド(木の棒)…やる気・楽しさ
気持ち・お金・知性・やる気……これらは全て「現世利益」に関するものです。現世利益は、第1回で学んだように大アルカナの前半10枚が表していました。4つのエレメントは「魔術師」のカードに描かれていて、現世利益に関連している。ここからも、タロットは1つのストーリーでつながっている、ということが感じられると思います。
(cocoa)