ハウス
ハウスとは
「ハウス」とは、ホロスコープの円を12個に分けた部屋のようなものです。ハウスは領域・具体的な分野を表し、一般的に上昇点(ASC)を基軸に12個の部屋に分割されます。12室の分け方はいくつかの方法があり、占うものや知り得る情報、占者によってどれを使うかが変わってきます。ハウスの分割方法のうち有名なものとして「イコールハウス」「プラシーダスハウス」の2つがあげられるでしょう。ASCを基軸に30度ずつ分ける方法は「イコール・ハウス」というものです。一方「プラシーダス・ハウス」は、具体的な時間や場所なども加味し、緻密な計算を行い分割してくため、12個のハウスはその保有する角度にばらつきが出るように描かれます。
ハウスの意味
ハウスは地球の天空を12等分したものです。それぞれのハウスは、個人の活動や具体的な事柄を表します。例えば、1ハウスのテーマは自分自身にまつわること、7ハウスのテーマは対人関係や結婚、パートナーに関連することです。サインと似ていますが、ハウスは公転周期ではなく、自転周期との関係によって決まります。
ハウスを区切る線のことをカスプと呼びます。12個のハウスはいくつかのグループに分けることが可能です。例えばASCとDSCを結ぶ線を「地平線」とし、この地平線を境にホロスコープを上下に分け、上を南半球、下を北半球と呼びます。南半球は主に社会的な領域、北半球は個人的・プライベートの領域を示します。他には、MCとICを結ぶ線を「子午線」とし、右側と左側に領域を分ける区分もあります。右側を西半球・左側を東半球と呼び、西半球は他者・他人との関係を示す領域、東半球は自分自身の領域を示します。