【ホロスコープを無料で作成】占星術の基本・ホロスコープの読み方
ホロスコープとは、占星術で用いられる天体の配置図で、個人のことや世の中の流れまで幅広いテーマを占えます。まずは、生年月日・出生時間を入力してホロスコープを作成してみましょう。
【無料占い】ホロスコープを作成
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※ハウスは「プラシダス・ハウス・システム」で算出。
出生時間・出生地どちらかがが不明な場合のみ「ソーラーサイン・ハウス・システム」
- ■【無料占い】ホロスコープを作成
- ■ホロスコープの読み方
- ◎ホロスコープとは?
- ◎ネイタルチャートとトランジットチャート
- ◎12星座占いとホロスコープ
- ■ホロスコープを読むための4つの要素
- ◎惑星
- ◎星座(サイン)
- ◎星座の2区分、3区分、4区分
- ◎ハウス
- ◎アスペクト
- ■まとめ
ホロスコープの読み方
◎ホロスコープとは?
ホロスコープとは、ある瞬間の惑星の配置をチャートにしたものです。個人レベルだけではなく、世界全体の動きなども分析できます。
占星術では、主要な10の惑星がホロスコープのどの位置に配置されるかで、運命や運勢に与える影響を読み取っていきます。出生日のホロスコープを用いて個人を占う場合、生まれた日による惑星配置の違いが、それぞれの人の個性を読み解くカギになるといえるのです。
ほかにも惑星が象徴する意味の強弱や、惑星同士の関係性など色々な視点を用いて分析していきます。このようにホロスコープからさまざまな意味を読み取れるようになるための学問が占星学なのです。
◎ネイタルチャートとトランジットチャート
ネイタルチャートとは、1人の人間が生まれたときの惑星の配置図です。出生ホロスコープなどと呼ばれることもあります。ネイタルのホロスコープを作成するにはその人の生年月日のほかに出生地、出生時間が必要です。その人の運命、性格などさまざまなことを分析できます。
トランジットチャートとは、今、頭上にある惑星の配置図です。占いたいときの星の配置さえわかれば、その瞬間の情勢や中長期的な未来、もしくは過去を読み取ることもできるのです。
◎12星座占いとホロスコープ
西洋占星術で使用されるホロスコープは、アセンダント(ASC:生まれた瞬間に、東の地平線上に上昇していた星座)を算出し、それを中心にしたものが主流です。しかし、ASCは出生時刻や出生地がわからないと出すことができません。
そんなときに頼りになるのは、生まれた瞬間の太陽星座を中心にホロスコープを作る手法です。パワーの強い太陽のある星座は、その人の性格をより強く暗示するからです。世の中の情勢を読むときや、雑誌や新聞に連載されているような12星座占い、は、この太陽星座を中心としたホロスコープを用いる場合がほとんどでしょう。
ホロスコープを読むための4つの要素
◎惑星
ホロスコープの中で使用する惑星は主に10個です。水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、それに太陽と月になります。ホロスコープの中心は、あくまで地球です。そのほか、準惑星のセレス、ケレス、エリスや、冥王星の衛星とされているカロン、ドラコンヘッド&ドラゴンテール、架空の惑星リリスなどを用いて占う場合も。これらの惑星はそれぞれ象徴的な意味を持ちます。
人格形成の基本となる「自我」の象徴。自己表現、自己主張、人生の目標などをあらわす。
・月
生まれ持った「気質」を象徴。感情的な要求や無意識の欲求をあらわし、心の癒やしを暗示。
・水星
「知性」を象徴。思考力、言語能力、意志の伝達など、コミュニケーション全般をつかさどる。
・金星
「愛」と「美」を象徴。人間関係の調和や楽しみと関連し、恋愛、快楽、豊饒、金銭を暗示。
・火星
「男性的な力」の象徴。活動力や攻撃性、意志の強さをあらわし「仕事」のパワーを暗示する。
・木星
積極的に外に向かうエネルギーをあらわす『幸運』の象徴。チャンスや社会的な成功を暗示する吉星。
・土星
「試練」を象徴。束縛や制限、挫折などをあらわす。土星の試練を乗り越えれば、成長や報酬が得られる。
・天王星
「革命」を象徴。既存のルールからの脱出、新しい意識や独創性をあらわす。
・海王星
芸術や流行を司る「理想」の象徴。未来への希望、信頼、無償の愛、自己犠牲などをあらわす。
・冥王星
「死」と「再生」を象徴。心の奥底にある自我や現実に抑圧された衝動や欲求をあらわす。
◎星座(サイン)
占星術では、天空を12の星座ごとに領域を分け、それぞれの星座の領域にどの惑星が入っているかで占います。以下、12の星座(サイン)の特徴を説明します。
自分らしさを愛し、自分らしく生き、自分を信じること。
・牡牛座
自分のよさを認め、本当に求めているものを手に入れる。
・双子座
コミュニケーションを楽しみ、知識と考えを磨く。
・蟹座
強い責任感をもって、家族のように一緒に育ち合う。
・獅子座
光り輝く希望の太陽となり、周囲の賞賛と尊敬を得る。
・乙女座
相手の役に立つために、自分の愛と理想で奉仕する。
・天秤座
自己愛を持ちつつ、対人関係を調和へとデザインする。
・蠍座
相手と深く関わりできた絆によって、本来の自分を再生。
・射手座
多様な環境の中で、理想に向かって冒険し、楽しむ。
・山羊座
自己責任を全うし、周囲と共感・協力する。
・水瓶座
公平に平等に自他の個性を認め、それを活かす。
・魚座
多くの人々を癒やし、大きな愛と理想を広げていく。
◎星座の2区分、3区分、4区分
12星座は、それぞれの星座の性質によって、2~4のグループに分類できます。この分類を元にすれば、星座の特徴を捉えやすくなります。
・2区分
星座を陽と陰に分けたもので、陽は能動的な男性宮、陰は受動的な女性宮となります。
女性宮…牡牛座、乙女座、蟹座、蠍座、山羊座、魚座
・3区分(クオリティ)
星座を行動の特質によって分けたもので、思い立ったら即行動で決断も行動も迅速な活動宮、そう簡単には動かない慎重さがある不動宮、どんな場面にも適応できる柔軟性を持つ柔軟宮の3つがあります。
不動宮…牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座
柔軟宮…双子座、乙女座、射手座、魚座
・4区分(エレメント)
星座をその特性に合わせ、火・地・風・水4つのエレメントに分けたものです。
地…牡牛座、乙女座、山羊座
風…双子座、天秤座、水瓶座
水…蟹座、蠍座、魚座
◎ハウス
ハウスは、現実の世界で人が動き働く分野をあらわします。どんな分野になんの惑星が入るかで、運命や未来を占います。ハウスも12個に分かれています。
自我のハウス。自分自身を取り巻く環境、自分と社会の関わりをあらわす。
・第2ハウス
所有のハウス。自分の意識や肉体を支えるための所有。経済観念や財産、五感や審美眼もあらわす。
・第3ハウス
意思疎通のハウス。コミュニケーション手段としての知識や言語能力。他者と関わる場をあらわす。
・第4ハウス
家庭のハウス。家族、家、不動産、故郷。広い意味では安住の場、家庭観をあらわす。
・第5ハウス
創造のハウス。恋愛、芸術、子どもに対する意識。個性を外に向かって表現したものをあらわす。
・第6ハウス
奉仕のハウス。肉体的な健康、教育、仕事をあらわす。社会に対する責任や義務としての労働。
・第7ハウス
人間関係のハウス。結婚、契約、他人と関わる場を示す。社会的な人間関係をあらわす。
・第8ハウス
共有のハウス。後継者、遺産、他人となにかを共有する場をあらわす。
・第9ハウス
精神のハウス。外国、旅行、専門教育、宗教を示す。より大きな物と関わる場。文化的な知識、理想、向上心。
・第10ハウス
業績のハウス。社会的な意味での権力、目標、使命を示す。生涯で一番注目される活躍、生涯を賭けて残す業績。
・第11ハウス
願望のハウス。理想社会の実現、社会に向けての主義主張。同じ願望を持つ仲間との協力。今の自分を超える。
・第12ハウス
秘密のハウス。宿命、潜在意識を示す。周囲が描く自分像と、その無意識の影響力。心のバランスを取り戻す場。
◎アスペクト
地球を挟んで、惑星と惑星が作る角度をアスペクトといい、角度によってさまざまな運命的現象を占うことができます。
・60度(セキスタイル)…調和。互いを助ける
・90度(スクエア)…葛藤、相容れない状況
・120度(トライン)…安定・調和。幸運の角度
・180度(オポジション)…対立・緊張・不安定
まとめ
ホロスコープを読むのに不可欠な、10惑星、12星座、ハウス、アスペクトについて説明しました。占星術の世界はこれに尽きるわけではなく、さらに複雑で的中率の高い要素も絡みます。奥深い占星術の世界の入口として、活用ください。
(芦田イングリット)