【手相占い】「知能線」の見方と意味は? 濃さ・長さでわかる愛情表現力
「知能線」は手相の基本の線で「頭脳線」とも呼ばれています。「頭の良し悪しがわかるの?」と考える人がいるかもしれませんが、知能線から読み取れるのは、もっと奥深い情報です。ぜひ、この記事を読んで知能線についての知識を深め、運を引き寄せるために活用していきましょう。
- 「知能線(頭脳線)」とは?
- ◎思考力・判断力を司る知能線
- ◎知能線の見方
- 右手・左手、それぞれの「知能線」の意味
- ◎右手の知能線
- ◎左手の知能線
- 「知能線」が長い人、短い人の違い
- ◎知能線が長い人
- ◎知能線が短い人
- 「知能線」の濃さ
- ◎知能線が濃い場合
- ◎知能線が薄い場合
- ◎途中で切れている手相
- 「知能線」が枝分かれしている
- 二重知能線
- 知脳線と感情線がつながる手相
- 鎖、フィッシュ、島がある場合
- ◎鎖状の知能線
- ◎知能線にフィッシュがある場合
- ◎知能線に島がある場合
- 知能線を日々、観察することが大事
「知能線(頭脳線)」とは?
◎思考力・判断力を司る知能線
知能線は、手相の3大線(生命線、知能線、感情線)のひとつ。個性やものの考え方、才能や創造性など、その人が「何を考えて、どう判断するか」を鑑定できる、とても重要な線です。知能線を見ることで、その人のパーソナリティを理解することができるでしょう。右手と左手の違いや線の濃さ、末端がどうなっているのか、といったところから仕事や恋愛、価値観など様々なことがわかるのです。
◎知能線の見方
親指と人差し指の付け根の間を始点として、手のひらを横切るように走る線です。生命線の始点と一緒、もしくは近くからスタートすることもあります。
右手・左手、それぞれの「知能線」の意味
右手と左手の違いについては、占い師によって判断が異なります。筆者は、左右の知能線に差がある場合、努力して得た能力や学んだこと、環境・経験によって思考パターンが変化したと捉えています。今回はその考えに基づいて説明していきますね。
◎右手の知能線
右手の線は、これまでの経験や知識などから作られた後天的な思考をあらわしています。左手と線が似ている場合は、持って生まれた運勢どおりに生きているのでしょう。良い方向へと線が変わっている場合は、日々の努力によって運を勝ち取った証拠です。未来は自分で作れるのです。
◎左手の知能線
左手の知能線は、基本的な自分の性格、持って生まれた運勢をあらわします。1人で過ごすときは、左手の知能線にあらわれた特性により思考しているケースが多いでしょう。
「知能線」が長い人、短い人の違い
知能線の長さは、人によって違いがあります。標準的な位置は、薬指中央の下方まで伸びているものです。薬指と小指の間の先まで伸びている知能線が“長い知能線”。中指と薬指の間、またはそこまで達していない場合は“短い知能線”です。知能線の長さは、知能指数には全く関係ありません。考え方や個性の違いがあらわれたものといえます。
知能線の傾きも重要です。知能線の先端が、月丘に到達するようにカーブしている人はロマンティスト。芸術方面で力を発揮し、活躍できるでしょう。この線を持つ人は「恋人といつも一緒にいたい、深い愛情で結ばれたい」と考えます。
◎知能線が長い人
しっかり計画を練って行動していくタイプ。好奇心旺盛ですが、現実的な思考の持ち主で、バランス感覚にも長けています。即断即決は苦手でストレスがたまりがちに。好きな人がいても、すぐにアプローチせず、相手の言動を見極めようとするでしょう。相手に合わせた愛情表現を心がけます。
◎知能線が短い人
短い知能線も持つ人は直観力に優れています。瞬時に状況を理解し、テキパキと動くでしょう。その場の雰囲気を察知する能力が高く、個性的です。一目ぼれしやすく、感情がわかりやすいタイプ。気に入った相手には、すぐに「好き」アピールをします。
「知能線」の濃さ
知能線の濃さ、薄さの特徴は、その線の影響力をあらわしています。濃いからいい、悪いというのではなく、知能線が他の線に比べて、人生に影響をあらわしているのかを判断するのです。濃い線ははっきりして深く、薄い場合は、ぼんやりとしてわかりづらい線となります。
◎知能線が濃い場合
知能線が深く、くっきりしている人は知的エネルギーが強いタイプ。精神的にタフで、いつも新しい分野に興味を持っています。愛情深く、運命だと思えるパートナーを求めていますが、マイペース。合理的に考え、計画を練ってから動きます。
◎知能線が薄い場合
繊細で器用ですが、周りに気を遣いすぎる傾向があります。恋愛では、好きな相手に思いを告げられずに片思いをしたり、相手に合わせすぎて自分を出せなかったりという面も。安定した愛情を好み、好きな人に尽くすでしょう。
◎途中で切れている手相
知能線が途中で切れている人は、多趣味でいろいろなことに興味を持つでしょう。しかし、気分が変わりやすいので、飽きっぽい傾向があります。途中で切れて、また途中から始まる知能線は、人生で大きな価値観の変化がある暗示。恋愛初期は、相手に夢中になりますが、理想のイメージと違うと急にトーンダウンすることも。
「知能線」が枝分かれしている
知能線の枝分かれとは、細い線ではなく、本線と同じくらいの濃さで分かれている状態です。ぼんやり出ているのではなく、はっきりとした線ですね。
枝分かれした線が、下向きに下降するほどクリエイティブな能力がある芸術家タイプ。恋人を理想化し夢中になるでしょう。枝分かれした線が上向きに上がるほど現実思考で、ビジネス能力に長けています。恋愛でも冷静さは失いません。
さらに、3本以上に分かれている人は多才でチャレンジ精神旺盛。ちょっと学んだことをすぐに習得して、人前で話すのも得意です。恋愛ではモテますが、目移りしがちな部分もあります。
二重知能線
知能線に沿うようにもう1本、知能線が伸びている場合を「二重知能線」といいます。非常に珍しい手相の持ち主で、感情のコントロールに優れているでしょう。頭の回転が早く、頭脳プレーが得意。切り替えが上手で集中力があります。理詰めで考えるので、恋人と結婚相手は別と捉えたり、末永く付き合える相手を探そうとしたりしがちです。
知脳線と感情線がつながる手相
知能線と感情線が1本となり、直線的に手のひらを横切っている手相です。「ますかけ線」ともいいます。とても珍しい手相で、天才的な才能を持っていたり、強運に恵まれたりするでしょう。大胆な行動を取る傾向を持ち、仕事運にツキがあります。世界的に成功を収めている人の中に、ますかけ線の持ち主が多いようです。若いうちは夢の実現に邁進するため、結婚は遅くなるかもしれません。
鎖、フィッシュ、島がある場合
◎鎖状の知能線
鎖状の知能線を持つ人は感性が鋭く、周囲の変化を敏感に察知するタイプ。音楽や文学の才能があり、独自の世界観を持っています。恋愛や人間関係においては考えすぎるため、相手の欠点が気になってしまいがち。相手に没頭しすぎず、他のことに目を向けていれば、幸せな恋愛ができるでしょう。
◎知能線にフィッシュがある場合
知能線にフィッシュ(魚)のような形がある場合は、幸運のしるしです。難しい局面でも、上手に乗りこなせたり、欲しいものが手に入ったりするラッキー紋。フィッシュがあらわれることによって、ひらめきや発想が浮かぶことも。スピリチュアルな出会いを引き寄せるなど運気がアップしていきます。
◎知能線に島がある場合
知能線に島が出たときは、頭を使いすぎて疲れていることをあらわしています。知能線の起点に島がある状態は、感受性の強い幼少期を過ごしていたことを示し、知能線の真ん中にあるときは、やさしく繊細であるゆえに恋愛で悩みが多くなります。知能線の先端部分にある島は、人間関係に疲労しがちな状況。こまめに休みを取るよう心がけましょう。
知能線を日々、観察することが大事
知能線は、その人の才能や考え方、パーソナリティを鑑定できる線。とはいえ、手相は一生同じではありません。日々チェックして、どんな変化があるかを観察しましょう。気になるお相手の手相を見て、考え方を知れば、スムーズに関係性を深めることもできるかもしれません。
(金森藍加)