【手相占い】「運命線」の見方と意味は? 長さ・本数で運勢を読み解く
運命の線、というキャッチーな名称を持つ運命線。生命線、知能線、感情線と並ぶ4大基本線のひとつです。運命線を読み解けるようになると、人生を詳しく読み取れるようになります。
- 「運命線」とは
- 「運命線」の見方
- 「運命線」が長い人、短い人の違い
- 運命線が長い人
- 運命線が短い人
- 「運命線」の始まる位置(起点)の違い
- 小指ゾーンから始まる人
- 中指ゾーンから始まる人
- 親指ゾーンから始まる人
- 流年法で見る「運命線」と年齢
- 流年法の見方
- 流年法で見る活躍期
- 運命の転機を流年法で予測してみよう
- 「運命線」の濃さ
- 運命線が濃い場合
- 運命線が薄い場合(ない場合も)
- 「運命線」の本数
- 本数で読み解く運勢
- まとめ・運命線は人生のシナリオ!?
「運命線」とは
「運命線」はその名の通り、その人の運命をあらわす線で、人生の切り拓き方や仕事運、自分に影響を与える人との出会いとその時期など、人生のシナリオがあらわれます。また、運命線は意欲を見る線ともいわれ、目標を持って前向きに頑張る人ほどハッキリした運命線が刻まれる傾向にあります。
運命線は4大基本線のひとつですが、非常に変わりやすい線で、突然線が出てきたり、薄くなったりします。運命線がまったくない人もいますが、そういう人でも年月と共にあらわれてくることが多いのです。運命線そのものに吉凶はないので、その出方に注目し、よりよい人生を送るためのツールとして活用するのがオススメです。
「運命線」の見方
中指のつけ根に向かって伸びる線は、出発点がどこであっても運命線となります。たとえ手の下のほうにある短い線でも、このまま伸びていけば中指のつけ根に到達すると思われる線はすべて運命線です。運命線が何本もある場合は、一番クッキリしていて長い運命線を中心に見ていくといいでしょう。
「運命線」が長い人、短い人の違い
運命線の長さは人によって違いがあります。手首付近から中指つけ根まで、長く伸びる人もいれば、1センチに満たないほど短い人もいます。長さの違いで何がわかるのでしょうか? 運命線には「前向きな意欲をあらわす」性質があることを思い出してください。つまり、長い運命線を持つ人は、目標を持って人生を開拓する活躍期が長く続くタイプであり、運命線が短い人は一時期に集中して活躍するタイプであるといえるのです。活躍期がいつになるかは、後述する流年法でチェックしてみましょう。
運命線が長い人
目標を持って前向きに頑張る期間が長いことをあらわします。運命線が中指つけ根のすぐ下まで伸びている人は、定年過ぎても活躍できる「生涯現役」タイプです。
運命線が短い人
一時期に集中して頑張る期間があることをあらわします。運命線は変わりやすい線であるため、前向きな努力を続けていると、いつの間にか長い運命線に変わっていることもあります。
「運命線」の始まる位置(起点)の違い
運命線が始まる位置で、成功の仕方や開運スタイルがわかります。あなたの運命線はどの位置から始まっているでしょうか? まず手のひらを大きく3つのゾーンに分けてみましょう。小指下方から手首までの「小指ゾーン」、中指下方から手首までの「中指ゾーン」、親指つけ根付近の「親指ゾーン」です。
「小指ゾーン」には、他人、人気運という意味があります。小指ゾーンから運命線が始まっている人は、他人に引き立てられて開運する運命の持ち主です。
「中指ゾーン」には、自我や意志の力が宿っています。ここから運命線が始まっている人は、独立心が強く、自力で人生を切り拓いていくタイプ。特に手首上から中指のつけ根まで、まっすぐに伸びている人は強運の持ち主となります。
「親指ゾーン」には、血縁、生命力という意味があります。ここから運命線が出発している人は、身内との縁が深く、家業を継いだり、遺産を相続したりして開運する可能性が高いタイプです。また、自分の生命力をもとに運を開いてく人でもあります。
小指ゾーンから始まる人
身内以外の周囲の人や、赤の他人の援助を得て成功するタイプ。芸能関係や接客業など人気商売の人にこの運命線があると、大成功する可能性があります。開運のコツは、行動範囲を広げること、親元から離れること、周囲に感謝の気持ちを持つことです。
中指ゾーンから始まる人
自分の意志を貫いて成功するタイプ。何でも自力で成し遂げようとするため、ワンマンになりやすい人です。ちなみに手首線付近から、まっすぐ中指のつけ根に伸びている運命線は「天下筋」と呼ばれ、非常に強い運勢であることをあらわしています。
親指ゾーンから始まる人
親やきょうだい、親戚縁者など身内の協力を得て成功をつかむタイプです。コネを積極的に活用し、実家を盛り立てていくことで大きな発展が望めるでしょう。ちなみに生命線上から運命線が出ている人は、人一倍の頑張り屋であることをあらわしています。
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流年法で見る「運命線」と年齢
運命線には、「流年法(りゅうねんほう)」という時間の流れを読む方法があります。流年法をマスターすると、運命の転機がいつ、どんな風に訪れるのかわかるようになります。まずは、流年法の見方をチェックしてみましょう。
流年法の見方
①手首線と中指の付け根までの間を4等分します。
②一番下の地点を20歳、下から二番目の地点を30歳、下から三番目の地点を55歳、中指の付け根地点を100歳とします。
③20歳~30歳の中間を25歳、30歳~55歳の中間を35歳、55歳~100歳の中間を75歳とします。
※流年法の見方は、手相流派によって違いがあります。大体の目安としてご利用ください。
流年法で見る活躍期
自分の運命線に流年法を当てはめてみましょう。運命線が出ている年齢域は、あなたが社会的に活躍する期間をあらわしています。
・手首から中指の下まで伸びている……「生涯現役」の人
手首付近から中指の付け根近くまで一直線に運命線が伸びている人は、若いときに頭角をあらわし、老境に入っても現役であり続けられる人です。
・手のひらの下のほうで止まっている……「20代が強運」の人
運命線が手のひらを二等分した地点(流年法で30歳あたり)よりも下にあらわれている人は、若年運の持ち主です。スタートダッシュの勢いがあり、20代で人生を築き上げていきます。ただ、30歳頃からペースダウンし、周囲と協調しながら生きることを好むようになります。
・感情線あたりまで伸びている……「50代半ばまで第一線」の人
運命線が感情線あたりで止まっている人は、壮年期までバリバリ活躍し続けられる人。ただ、初老と呼ばれる年齢に差し掛かると、仕事に対する意欲が薄れて、プライベートな世界に興味が移っていくようになります。
・手のひらの真ん中から伸びている……「30代半ばからが本番」の人
手のひらの真ん中あたりから運命線が伸びている人は、若いときは自分の道を見つけられず、ふらふらしがちなタイプ。しかし、30歳を過ぎた頃から社会人としての自覚が芽生えて、仕事に意欲的になっていくでしょう。
運命の転機を流年法で予測してみよう
運命線上に支線やサインがあらわれていたら、流年法を使って、それがいつ起こるのか予測してみましょう。ここでは、支線とサインの種類をご紹介します。
・上向きの支線がある……開運のチャンスが到来する
運命線から上向きの支線が出ていたら、支線が出ている年齢から開運期が始まります。たとえば、仕事で成功できたり、幸せな結婚をかなえたり。支線は長いほどラッキー度も強くなり、丘(指のつけ根にあるふくらんだ部分)に届くほど長い人は、その丘が意味する分野で大成功を収められるでしょう。
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・運命線に沿って薄い縦線がある……パートナーが出現する
運命線に沿って薄い縦線が走っていたら、恋人や親友、仕事上のパートナーといった、寄り添ってくれる人物があらわれることを示しています。
・「フィッシュ」がある……幸運なことが起こりそう
フィッシュとは魚の形をした模様のこと。運命線に接するようにフィッシュがあらわれたら、幸運が到来するサインです。
・「島」がある……スランプに陥りそう
島とは、線の一部がふくらんで島のように見える空白のことで、悪い状況を示すサインです。島が出ている期間は、トラブルやスランプが続き、物ごとがうまく進まなくなります。
・運命線が切り替わっている……心境や環境の変化がありそう
運命線が途中で切り替わっていたら、その地点の年齢で心境や環境の変化が起こりそうです。切り替わった先の運命線に勢いがあれば、一時的に不安定な時期を過ごしたとしても、将来は安泰であることを意味しています。
「運命線」の濃さ
運命線が濃くクッキリ出ている人と、目をこらさないとわからないほど薄い人。線の濃さの違いで何がわかるのでしょうか? 運命線は意欲をあらわす線であるため、濃い人ほど強い信念を持ち、意欲的に生きるタイプといえます。薄い人は、謙虚であったり、自分に自信が持てなかったりして、そこまで意欲的になれないことをあらわしています。
運命線が濃い場合
自分の進みたい方向へ、力強く舵を取っていける人です。主体的で責任感があり、人を率いるのもうまいため、自分が中心となって活躍できるでしょう。
運命線が薄い場合(ない場合も)
自分に自信がなかったり、やりたいことを見つけられてなかったりして、周囲に流されてしまいがちなタイプです。ただ、協調精神があるので、なんとなく生きていてもうまくいくことが多いでしょう。
運命線がまったくない人は、のんびりした人生観の持ち主。目的を持って頑張り始めると、運命線があらわれてくることがあります。
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「運命線」の本数
いろいろなタイプの運命線を複数持つ人がいます。運命線の本数によって、その人が「この道一筋」タイプなのか、「あれもこれもやりたい」タイプなのかがわかります。
本数で読み解く運勢
・運命線が1本だけの人……「この道一筋」で生きる人
自分が信じた道を脇目もふらずに突き進んで行く人です。途中で線が切り替わっていても、全体的に1本の線になっているなら初志貫徹タイプといえます。
・運命線が複数ある人……「あれもこれもやりたい」人
複数の運命線が出ている人は、複数の仕事をかけもちしたり、仕事のほかに趣味や社会活動をしたりするなど、多忙な人生を送るタイプです。たくさんの生き甲斐を持っている人と言えます。
まとめ・運命線は人生のシナリオ!?
人生の流れや生き方の姿勢、運命の転換期がわかる運命線。人生のシナリオとも言える運命線を読み解けば、さまざまな可能性や注意点が見えてくるはずです。自分らしい生き方を模索したいとき、あるいはよりよい未来をつくるため、運命線から学ぶ時間を持つとよさそうです。
(夏川リエ)