吉凶とは?・吉凶占いあれこれ…「日干占い」で恋の吉凶を占う
吉凶とは、運のよしあしを見るもの。神社のおみくじや暦などで吉凶を占ったり、縁起をかついだりすることは、時代を超えて人々の生活に取り入れられてきました。
今回は、吉凶占いに関するあれこれや、恋の吉凶を占う「日干占い」をご紹介します。
- 「吉凶」とは?
- 吉凶占い、あれこれ
- 「日干占い」で相性の吉凶を占う
- 「日干」の調べ方
- 日干でわかる、あなたの性格診断
- 日干が「甲」の人の性格
- 日干が「乙」の人の性格
- 日干が「丙」の人の性格
- 日干が「丁」の人の性格
- 日干が「戊」の人の性格
- 日干が「己」の人の性格
- 日干が「庚」の人の性格
- 日干が「辛」の人の性格
- 日干が「壬」の人の性格
- 日干が「癸」の人の性格
- 「干合」「七殺」で見る、恋の吉凶
- 日干が「甲」の吉相性・凶相性
- 日干が「乙」の吉相性・凶相性
- 日干が「丙」の吉相性・凶相性
- 日干が「丁」の吉相性・凶相性
- 日干が「戊」の吉相性・凶相性
- 日干が「己」の吉相性・凶相性
- 日干が「庚」の吉相性・凶相性
- 日干が「辛」の吉相性・凶相性
- 日干が「壬」の吉相性・凶相性
- 日干が「癸」の吉相性・凶相性
- まとめ・吉凶を味方につけて幸せな恋愛を!
「吉凶」とは
吉凶とは、運勢や縁起のよしあしのこと。運がいいとか悪いとかいったことが、ものごとの行く末を大きく左右するという考え方は大昔からあります。
たとえば、「茶柱が立つと縁起がいい」というジンクスが世代を超えて語り伝えられているように、人々は日常のさまざまなことから吉凶の前触れを読み取ったり、占ったりして生活に役立ててきたのです。
吉凶占い、あれこれ
吉凶に関する占いは、私たちの生活にしっかり浸透しています。たとえば、おみくじ。初詣でおみくじを引いて吉凶を占ったこと、ありますよね? おみくじは、吉凶に「大」「中」「小」をつけて、大吉、中吉、小吉、末吉などいくつかの種類に分け、それで運のよしあしを占います。「大吉」が出たか「大凶」が出たかで、一喜一憂することも多いでしょう。
ほかにも、吉凶を占う方法として、夢占いや六曜などがあります。夢占いは、夢に出てきた人や物、状況などから吉事や凶事の予兆を読み取ろうとする占いです。
六曜は、暦の日時や方位に対して「大安」「仏滅」「赤口」「友引」「先勝」「先負」など6つの曜で吉凶をあらわすもの。結婚式など、特別なイベントの日程を決めるときだけでなく、日々の暮らしの中で六曜を意識する人もいます。
「日干占い」で相性の吉凶を占う
これから紹介する「日干占い」でも吉凶を占うことができます。「日干占い」とは、十干を使って相性を占う吉凶診断。
十干とは、以下の10種類の要素のことで、日本に古くから伝わる暦をあらわす際に使われます。
甲(きのえ) 木性・陽
乙(きのと) 木性・陰
丙(ひのえ) 火性・陽
丁(ひのと) 火性・陰
戊(つちのえ) 土性・陽
己(つちのと) 土性・陰
庚(かのえ) 金性・陽
辛(かのと) 金性・陰
壬(みずのえ) 水性・陽
癸(みずのと) 水性・陰
みなさんの生年月日を、この十干に十二支を組みあわせた「6つの干支」(年干支、月干支、日干支)に変換して読み解く占いもあります。今回は、そのうちの日干だけを使う「日干占い」で、気になる相手との相性の吉凶を鑑定していきます。
「日干」の調べ方
日干は、生年月日で調べられます。さっそく調べてみましょう。
【日干の調べ方】
・下記のページにアクセスし、誕生日を入力する
・「四柱推命」の結果をチェック
※命式表の「日柱×天干」を見てください。
>>あなたの「日干」を調べる
日干でわかる、あなたの性格診断
それでは相性の吉凶を占う前に、まずあなたがどういう人なのか、日干による性格診断をしてみましょう。
日干が「甲」の人の性格
・芯の強い、男性的な雰囲気を持つ人
たとえるなら、まっすぐに伸びる一本の大樹。不正を憎み、道徳心や責任感が強い性格です。でもその反面、やや直情径行型でフレキシブルな対応はちょっと苦手。
日干が「乙」の人の性格
・協調性と柔軟性を持つ一途な人
甲が大樹なら乙は花。穏やかで、あまり自己主張をしません。置かれた環境で最大限の努力をしようとし、臨機応変に生きようとします。
日干が「丙」の人の性格
・明るく開放的な情熱の人
まるで太陽のような人。エネルギーに満ち、これはと思ったら目的に向かって情熱的に邁進します。自然体で無邪気ですが地道な努力は苦手です。
日干が「丁」の人の性格
・温和でデリケート、しっとりとした女性的な人
月明りのような穏やかな雰囲気を持ちます。ほかの人にはない落ち着きがあり、面倒見もいいタイプ。その反面、やや思慮にとぼしいところがあるので要注意。
日干が「戊」の人の性格
・面倒見のいい、どっしりとした山のような人
ほかの人にはない落ち着きを持ち、面倒見もいいタイプ。その反面、やや思慮にとぼしいところが、ちょっと難点。
日干が「己」の人の性格
・気さくで朴訥な庶民派
母なる大地を思わせる庶民派タイプ。穏やかな人柄が魅力で、頼まれると断れないやさしさもあります。ただ、疑り深いところが玉にきず。
日干が「庚」の人の性格
・正直で一本気な、行動派
闘争本能の強い、鉄でできた武器のような人柄。感性の強さも人一倍です。動乱のときこそ真価を発揮しますが、人にだまされやすい危うさも秘めています。
日干が「辛」の人の性格
・プライドの高い宝石のような人
たとえるなら、ダイヤモンド。プライドが高く、美しいものに惹かれやすい傾向があります。課題は、わがままで飽きっぽい短所を克服することです。
日干が「壬」の人の性格
・自由を愛するロマン派
海を思わせる、大きな包容力を持った世渡り上手。型にはめられることを嫌い、自由を愛し、夢を追い続けます。弱点は、ちょっと流されやすいこと。
日干が「癸」の人の性格
・クールで母性的な人
壬が大河なら癸は雨です。クールで母性愛が強く、努力を重ねられる真面目な人。でも神経質なところがあり、取り越し苦労も多いでしょう。
「干合」「七殺」で見る、恋の吉凶
それではいよいよ、気になる人との相性の吉凶を見てみましょう。「吉」の相性は「干合」といわれる和合の組みあわせ、反対に「凶」となるのは「七殺」と呼ばれる衝突の組みあわせです。
「干合」とは、ひときわ強い結び付きを発生させる好相性の十干で、おみくじでいうなら「大吉」です。一方「七殺」はその逆で、少々厄介な相性。おみくじなら「大凶」でしょう。それ以外の組みあわせは「吉凶相半ば」。2人の努力次第だと考えてください。
日干が「甲」の吉相性・凶相性
日干が「甲」の人にとって、干合の関係のベストパートナーは「己」の人。七殺で「凶」となるのは「戊」、あるいは「庚」の人です。
日干が「乙」の吉相性・凶相性
最良の関係になるのは「庚」の相手。できれば避けておきたいのは「己」か「辛」を日干に持つ人でしょう。
日干が「丙」の吉相性・凶相性
ハッピーな関係になりやすいのは日干が「辛」の人。激しくぶつかってしまう、凶の相手は「壬」。「庚」の相手にもご注意を。
日干が「丁」の吉相性・凶相性
思いもよらない縁があるのは「壬」の人。反対に「辛」「癸」の相手とは、なぜだかうまくいかないことも。
日干が「戊」の吉相性・凶相性
日干が「癸」の人は、干合の相手で吉。逆に、七殺を発生させてしまうのは「壬」または「甲」のお相手です。
日干が「己」の吉相性・凶相性
いい縁を結びやすい相手は、日干が「甲」の人。「乙」や「癸」とは適度な距離感で接するのがいいでしょう。
日干が「庚」の吉相性・凶相性
ズバリ最高の伴侶は日干が「乙」の人。日干が「甲」「丙」の相手とは、火種の尽きない凶の関係になりがちかも。
日干が「辛」の吉相性・凶相性
心躍る恋のお相手は、日干が「丙」の人。逆に、どんなにステキな印象の人でも「乙」や「丁」との交際には、残念ながら凶の気配が。
日干が「壬」の吉相性・凶相性
吉のお相手は、日干が「丁」の人。反対に、激しい激突を演じやすい凶の相手は「丙」の人。「戊」の相手も一筋縄ではいかなそう。
日干が「癸」の吉相性・凶相性
幸せな関係をはぐくみやすいのは日干が「戊」の人。一方、「丁」や「己」の相手とは、なにかとスムーズにいかない相性です。
まとめ・吉凶を味方につけて幸せな恋愛を!
「日干占い」では、相性の吉凶を知ることができます。東洋の占いにおいて、日干は自分自身の性質をあらわします。だからこそ、自分と相手の日干を見ることでお互いの相性もわかるのです。「日干占い」で恋の吉凶を占ったら、次は、ステキな恋をスタートさせるために行動してみてくださいね!
(小野七海)