[ⅩⅧ]月
[ⅩⅧ]月-THE MOON-
タロットデッキのうち大アルカナと呼ばれるカードのひとつ。
このカードは、月に向かって吠える2匹の犬と、水面に顔を出すザリガニが描かれています。ただ、この犬はオオカミ、ザリガニはサソリとされることもあるようです。いずれにしてもこれらの生物は、月の魔力に惑わされた状態を表しているとされています。「月の魔力に惑わされている」という通り、カードの意味合いとしても内面的な部分を表しているものが多いと言えるでしょう。
月の正位置
このカードが正位置に出た場合は、あいまい、不安、懸念といった意味合いを持ちます。満ち欠けをする月は、移ろいやすい人の心を示します。そのほかにも恐怖、悪寒、幻滅という意味もあるため、人の心が不安に向かっていく様子や不安定な様子を表しているとも言えるでしょう。どうしても悲観的になってしまったり、胸騒ぎがする状態を表してもいます。虫の知らせという意味もあるため、感じ取れることがあるのならばそれに耳をすませてみるのもよいでしょう。
月の逆位置
逆位置が出た場合は、真実、明確、明瞭といった意味合いとなります。正位置とは異なり、よい意味合いが強いと言えるでしょう。安心、幸福、光明という暗示もありますから、今が不安定だったり悩みを抱えている状態なら解決に向かうことが期待できます。積極的に動けるときなので、直感に従って行動をするのもよいでしょう。安定を表してもいますから、心が安らぎ、落ち着いて過ごせるときとなります。