八卦
八卦
八卦はっか・はっけとは、易の基本中の基本となる、8種類の要素のことを指しています。別名、小成卦しょうせいかとも呼ばれています。古代中国では、世の中のものはすべて、この8種類(天・沢・火・雷・風・水・山・地)に分類できると考えられていました。また、天や沢などの自然現象を表すだけでなく、そこから導き出された方位や人、人間の部位などの属性も表しています。なお、八卦は、それぞれ3つの爻こうから成り立っています。その八卦を上下2つ組み合わせて、六十四卦ろくじゅうしか・ろくじゅうしけが構成されています。
正象
それぞれの八卦が持つ意味合いを自然現象になぞらえたものが、正象せいしょうです。
卦徳
八卦1つ1つが持つ、基本的な性質や特徴などを表したものが、卦徳かとくです。