キンコン西野「天才は作れる」と語る ヒントはYAZAWAタオル!?
7月14日(土)~16日(月・祝)の3日間にわたって、ベルサール高田馬場にて開催された『LuckOut!』。2日目のハッピートークゲストは、お笑い芸人キングコングの西野亮廣さんでした。
トークテーマは、「天才の作り方」。登場して開口一番、「絶対におもしろいことを言います」と宣言すると、会場は大きな歓声に包まれました。
「まず、このテーマでしゃべれる勇気がみなさんにありますかって話です。僕は19歳でデビューして、20歳で『はねるトびら』がスタート、25歳で日本のテレビの視聴率一番を取ったんですよ。で、絵本をやってみたら日本で一番売れたんですよ。ビジネス書を出したら、それも日本で一番です。これは天才っていうしかないじゃないですか」
と、西野節全開でトークを展開。MCからは「絵に描いたような自慢じゃないですか(笑)」とツッコまれ、会場も大笑い。
「よく『それぞれ特別なオンリーワン』だとか、『みなさんにはそれぞれの才能がありますよ』みたいなこというじゃないですか。えー、そんなことはないです。お前も、お前も、お前も、お前も、凡人です! でも今回のテーマは天才の“作り方”なんで、みなさん僕の話を聞けば、天才になることができますよ」
そして、「AIが仕事を奪う」という昨今の予測に対して、「奪われるのではなく、職業ごとなくなっていく」「職業がなくなる時代、僕たちは新しい仕事を作らなければいけない」と、独自の仕事論について語り始めました。
「新しい仕事を作るにはどうすればいいのか? 仕事の生まれる瞬間って、人との差異なんですよ。それは、『いかに人と違う視点を見つけることができるか』。アホな言い方をすると、『いかに天才になるか』です。天才になってしまえば、それが仕事になりますからね」
西野さんのいう「天才」とは、いかに人と違う何かを見いだせるか、ということのようです。その違いを自ら生み出すために必要なのは、才能ではなく、まずは「環境」だと西野さんは話します。
「僕たちのアイデアとか哲学とか運動神経は、環境によってもたらされている。こうなりたいって思ったら、それがかなう環境に身を置かないと変われない。つまり、環境が先で、才能は後からなんです。そして、極端な才能っていうのは、極端な環境によってもたらされるんです」
みんなと同じ環境で生きていたら、人との違いを見出すことはできない。いかに人と違う考えや視点をみつけるか――ここが、西野さんのいう、天才の作り方のポイントのようです。
「具体的なことをいうと、本業でマネタイズしていたら、天才になるのは難しい。たとえばミュージシャンの収入源って、今なお日本ではCD売上なんですけど、日本を代表するロックンローラー・矢沢永吉さんって、CD売れてるイメージなくないですか? でもライブには何千万円、何億円ってお金をかけている。そのお金はどうやって作っているのか――それがYAZAWAタオルなんです」
YAZAWAタオルとは、「E.YAZAWA」の文字が書かれた永ちゃんファン必須アイテム。ライブ最高潮では、永ちゃんはだけでなく、ファン全員が一斉に上空に投げる、あのライブタオルのことです。
「矢沢さんのライブタオルって、ほかのミュージシャンと比べて売上が一桁も二桁も違うんです。投げて失くしちゃうから、ライブのたびにファンは購入する。武道館でライブをすれば、一万枚売れるのがYAZAWAタオルなんです。つまり、矢沢永吉は日本一のロックンローラーでありながら、世界一のタオル屋さんであるってこと」
「世界一のタオル屋さん」とは西野さんらしい表現ですが、矢沢さんは、本業のみを収益源としているのではなく、タオル販売というサイドビジネスでマネタイズができている、ということなのです。
「矢沢永吉っていうのは何であんなに突き抜けたロックンローラーになったかっていうと、本業以外の、タオルの売上がむちゃくちゃあったから。タオルの売上がべらぼうにあるから、CDを作るとき世間のニーズに合わせる必要がないんです。だからこそ、矢沢永吉は、自由にロックンロールをすることができるんですよ」
YAZAWAタオルで莫大な利益を得たからこそ、矢沢さんは本業のロックで突き抜けることができた、と西野さんは分析しました。
最後に西野さんからのアドバイスは、「天才になるには、努力するよりも、まず自分に極端な環境を課してしまったほうが早い」。天才を作るための方法、あなたも実践してみますか?
7月14日~16日の3日間で開催された『占いフェス presents Luck Out!』
メインキャストのIVANさんと黒田勇樹さんを中心に、音楽・演劇・トークショーに、お笑い、ダンスなどなどがMIXされた新感覚のフェスを、ギュッと凝縮してお届けします!
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