今年の穢れは今年のうちに! 「呼吸」を使った自己浄化方法で心身をクリアにしよう
早いもので、今年も終わりが近づいてきました。早かったと思う人、長かったと思う人はそれぞれだと思いますが、いずれにしても、今年の穢れは今年のうちに落として、クリアな状態で新年を迎えたいですね。新しい年に向けての自己浄化法を紹介します。
用意するものは、自分の身体1つでOK!
「浄化」というと、特別なアイテムを用意して行うものを思い浮かべる人も多いでしょう。確かに、浄化のための道具を揃えて行う浄化もありますが、「人間」という動物に備わる自然の力を使えば、特別に用意するものは何もありません。なぜなら、自然界に生まれた動物としての力の中には、自己浄化の力が備わっているからです。
今回紹介するのは、「あなた」という身体1つを使った「汗をかくこと」と「呼吸」を使った自己浄化法です。いつでも手軽に行えるので、「最近、調子が出ない……」「ツイてない気がする……」と感じたときは、すぐに行ってみてください。数日の間に効果が感じられるでしょう。
(1)まずは「呼吸」のリズムを知る
ヨガの世界では、煩悩のはじまりは「呼吸」であるといわれています。私達がこの世に生を受けたと同時にはじまり、それをなしにしては生きていくことのできない大切な「呼吸」です。
呼吸が激しくなって乱れているときを想像してみましょう。ショックな出来事に見舞われて、心臓の鼓動が激しくなっているときや、思い切り走った後で息が上がっているときなどが思い浮かびますね。呼吸の乱れは、心身の興奮状態に影響しているのです。荒々しい呼吸を鎮めていくうちに、心と身体が落ち着いていくことがわかるでしょう。
(2)身体を動かして汗をかいて、穢れをデトックス!
呼吸と心身の関係がわかったところで、身体を動かしましょう。汗をかくことは、自力で毛穴の汚れを出す最強の浄化法です。
ラジオ体操やシンプルなヨガのポーズなら、自宅でも手軽に行えるはず。静かな運動では物足りないという人は、ジョギングやエアロビクスなどの有酸素運動やハードな筋トレで、滝のような汗をかくのもいいでしょう。また、運動が苦手という人は、半身浴やサウナなどで、じんわり汗をかくのもありです。どんな方法でもいいので、とにかく汗をかきましょう。
(3)シャワー浴びて穢れを洗い流す
汗をかいたところで、上がった息を整えましょう。穢れを流すイメージでシャワーを浴びてすっきりしたら、ゆったりとした服に着替えてください。徐々に呼吸が落ち着いて、いつものあなたに戻っていくでしょう。
(4)吸う息で新鮮な空気で身体を満たし、吐く息とともに穢れを吐き出す
次に、床やベッドに横たわり、腹式呼吸をします。ポイントは、「吸う息で、新鮮な空気を身体の隅々に届け、吐く息と一緒に、全身の穢れを吐き出す」イメージです。
仰向けで横になったら、両手をお腹に乗せて、鼻呼吸を繰り返しましょう。3秒数えてゆっくり息を吸いながら、お腹をいっぱいに膨らませてください。一瞬、息を止めたら、5~7秒かけて息を吐き出して、お腹をぺたんこにしましょう。この呼吸を繰り返し5回行いましょう。
呼吸のリズムが整ったら、床に胡坐をかいて座ります。このとき、尾骨を地面に突き刺すつもりで、骨盤を上に立て、その上に背骨を積み上げて、最後に頭をのせるようにしてください。背筋を伸ばした姿勢になったところで、上記の呼吸法を5回繰り返しましょう。
呼吸を落ち着けることは、瞑想への第一歩です。瞑想までいけなくても、瞑想可能な状態に整えることで、自分の中にある不要なものすべてを手放せるでしょう。心が落ち着いて、気分が軽くなったと感じたら、自己浄化は完了です。練習からはじめて、実感できるところまで深めてみてください。いろいろなシーンで役立つはずです。
(LUA)