
占い師に必要なのは「人間力」、博多占いゼナの名物社長が語る占い師のあり方

激戦区博多で20年もの長きにわたり、「占い鑑定業」を地道に続けてきた有限会社ゼナ。地元ではリピーターが多いことで知られ、「対面鑑定といえばゼナ」という確固たるブランドを築いています。人気と信頼の秘密は何なのか? 名物社長の永橋一馬さんにお話を伺いました。
――現在、登録占い師さんの人数はどのくらいですか?
永橋一馬さん(以下、永橋) 総勢12名。少数精鋭主義といっていいかと思います。
――どういうことでしょうか?
永橋 登録占い師の数を増やそうと思えばいくらでもできるのですが、それはしたくない。鑑定力に乏しい占い師さんが何人いても、お客様のためになりませんし、当社の信用にかかわります。お客様から大切なお金をいただいて鑑定をする以上、われわれには大きな責任があるのです。そこをご理解いただけない占い師さんは、どんなに実力がある方でもお断りしております。そうやって厳選していくと、必然的にこのくらいの人数に落ち着くものなんですよ。
――占い師さんの採用には厳密な「ゼナ基準」があるということですね。
永橋 基本は「お客様本位」の鑑定、これに尽きます。占いもサービス業である以上、あまりにも「先生然」とした態度は、今の時代にそぐわないと考えています。これまで多くの占い師さんを見てきて気づいたことに、占い師独自の職業病というものがあります。かなり優秀な方でもついつい陥りがちな占い師の罠と言ってもいいかもしれません。
――罠、ですか?
永橋 はい。ちょっとお客様と占い師の関係性を考えてみてください。占いというものを表面的にとらえていると、悩みを抱えて占い師のもとを訪れるお客様は「弱者」で、その悩みを聞き、ご宣託を下す占い師は「強者」という構図で考えてしまいます。よほど気をつけていないと、知らず知らずのうちに偉そうな占い師になっていく。占い師さんのやり方に口出しすることはありませんが、「常にお客様の目線に立った占いを心掛けてください」という方針だけは、事あるごとに伝えるように心がけています。ただ、占い師も人間ですから、なかなか完璧にというわけにはいきませんが。
――ダメな占い師の具体例を教えてください。
永橋 たとえば、息子さんや娘さんの非行問題に悩んで相談に来たお客様に、つい「あなたの教育が悪い」といったことを言ってしまう占い師さんですね。言いたくなる気持ちもわかりますが、それは占い師として明らかな越権行為です。人間の身体には自然治癒力というものが備わっておりますが、同じく心にも自然元気回復力とでも申すべき力が備わっているんです。その力をいかに引き出してあげられるか。優秀な占い師さんほど、お客様を励ますことはあっても、怒ったり、自分勝手なモラルを振りかざして説教するなんてことは決してしませんよ。
――優秀な占い師さんの条件とは何でしょう?
永橋 まずは占い師としての技術がたしかであること。あとはやはり、人間力でしょうね。懐の深さとか、含蓄とか、オーラというものは一朝一夕で生まれるものではありません。結局、いかに生きてきたかを問われるのだと思います。
本社住所/福岡県福岡市博多区博多駅前3-9-5-802号
電話番号/092-481-3556
占術/タロット・手相・九星気学など多数
HP/http://www.zenagena.com/company.html
※鑑定所は以下3カ所で展開中
◎キャナルシティ博多
住所/福岡県福岡市博多区住吉1-2-22 地下1F
電話番号/092-481-3556(他の店舗も共通です)
◎リバーウォーク北九州
住所/福岡県北九州市小倉北区室町1-1-1 1F
電話番号/092-481-3556(他の店舗も共通です)
◎木の葉モール橋本
住所/福岡県福岡市西区橋本2-27-2 1F
電話番号/092-481-3556(他の店舗も共通です)