あまりいい意味で使われることのない「二面性」。AB型の専売特許のように思われていますが、実は、どの血液型も二面性を持っています。今回はそれぞれの血液型の二面性をズバリ暴いていきましょう。
A型……「几帳面」だけど「ズボラ」
A型といえば、几帳面なキレイ好き。一分の隙も見当たらないほどキッチリした人というイメージがあります。しかし、それはA型の一面に過ぎません。もう一面のほうは、脱いだら脱ぎっぱなし、やりかけの仕事を山積みのまま放り出す、テキトー&ズボラ人間! 実は、A型の几帳面さは「人に迷惑をかけたくない」という気持ちが原動力。他人の存在あってのものなのです。そのため、1人のときは一気に脱力。普段気を張っている分、よけいズボラになっていくのです。
B型……「大胆不敵」に見えて「デリケート」
気まぐれでマイペースなB型は、好き勝手に行動するところから、大胆な人と思われがち。ときには「心臓に毛が生えている?」などと言われることもあるほどです。しかし、そういった不敵さはB型の一面に過ぎません。もう一面は、ちょっとしたことにも傷ついてしまう「ガラスのハート」。じつは、B型は神経過敏で感情的な分、気分のアップダウンが激しく、落ち込むとトコトン落ちてしまう極端な性質の持ち主。繊細過ぎて、自分流にしか生きられない不器用さがあるのです。
O型……「おおらか」のようで「頑固一徹」
O型といえば、なんでも「いいよ!」と受け入れてくれるおおらかさが魅力。そう答える人が少なくないでしょう。しかし、ここで忘れてはならないのが、O型は意志が強いということ。O型の場合、こうと思ったことを人の意見で翻すことは皆無に近く、誰がなんと言おうと貫くタイプ。つまり、O型は意見を受け入れているのではなく、ただ右から左へと受け流しているだけなのでした。おおらかなお人好しかと思いきや、意外と頑固で食えないのがO型の隠れた二面性なのです。
AB型……「クール」でも「慈愛系」
A型とB型という2つの気質を併せもつAB型は、つかみどころのない不思議な人。そう思われることが多いでしょう。とくに、人と距離を置く性質があることから、クール系にカテゴライズされやすいはずです。しかし、それはAB型の1つの顔。もう1つの顔は、ボランティア精神旺盛な慈愛系! たとえば、苦境に陥った人に見返りなく手を差し伸べるのはAB型に多いとされています。これは、客観的かつ中立のスタンスでこの世と接しているからかもしれません。仏の顔を持っているのです。
二面性とは、人間性の奥行きのようなもの。「そんな面があったなんて!」と拒絶するのではなく、人が持つさまざまな奥行きを楽しめるようになりたいですね。
(夏川リエ)