押したり引いたりが肝心! 相手の心を操作して思い通りに動かす方法4選

押したり引いたりが肝心! 相手の心を操作して思い通りに動かす方法4選

kodo81

 恋愛でもビジネスでも、相手ありきのもの。しかし、あまりに相手が自分の気持ちを汲んでくれないと嫌にもなりますよね。そこで、相手に気づかれずに心を操作するためのテクニックをご紹介します。難しいことではなく、日常生活の中で何気なく行われていることをピックアップしてみました。それでは見ていきましょう。

テクニック1 ホットコーヒーの香りで相手をリラックス

 交渉をするときは、ホテルのラウンジやランチの席で話をする人が少なくありません。ゆったりとしたBGMに、香りのいいホットコーヒー。会議室のようなかたい雰囲気の場所よりも心が落ち着いてスムーズに話が進むことが多いのです。ここでのポイントは、目の前の一杯の「コーヒー」。人は心地よい香りを嗅ぐと、心がリラックスし、相手に反発する気持ちが薄れるのです。人の感情は、自分で意識するよりもかなり香りに左右されているのです。

テクニック2 不同意のサインを出して、相手を黙らせる

 無言の仕草で自分の感情を相手に伝えることを「ノンバーバルコミニュケーション」と言います。もし、あなたの前に口先だけの偉そうな人がいたら、身体を反らし、目を閉じたり、腕を組んだり、ペンをカチカチ鳴らしたりして不快な音を立ててみてください。この不同意のサインを出すことで、相手は「何か気に障ったのかな」と不安と混乱で口数を減らすことに。結果、交渉の主導権を引き渡す傾向があります。毎回使うと嫌われる恐れもあるので、ここぞという時の奥の手に使ってみてもいいかも。

テクニック3 「姓」ではなく「名前」で呼ぶことで新密度アップ

 相手の名前を姓で呼ぶか名前で呼ぶかは、そのまま親密度のバロメーターになるとされます。恋人に限らず、友人や職場の同僚が急に名前で呼んだりしてくるのも親密度が上がった証拠。これを心理学では「自我関与が強まる」と言います。名前のほうが姓より自分を特定する要素が強いため、その分、親しい人だとうれしく感じ、逆に苦手な相手には嫌な印象を受けるとされます。そこで、会話が弾めば、一歩踏み込んで相手を名前で呼んでしまいましょう。いつの間にか、相手との親密度が増すことしょう。

テクニック4 右上を見るだけで熟考中に見せられる

 相手が何を考えているのかは、ある程度の傾向なら目の動きで知ることができるのです。これを「アイ・アクセシング・キュー」と言います。上は視覚イメージ、下は体感イメージ、水平は聴覚イメージを意味しており、右は未来のことを、左は過去のことを思い返しているとされます。そのため、右上を見て悩んでいる仕草をすることで、感覚的に相手は将来のことを論理的に考えているんだと認識してくれることでしょう。

 今回のテクニックは、どれも手軽に使えるものばかりです。しかし、これはあくまでフックであり、実際のコミュニケーションを優位に運ぶ入口に過ぎません。このテクニックでつかんだきっかけを活かして相手をコントロールするというレベルです。しかし、それだけに相手に悟られにくいというメリットもあるので、ぜひ、日常の中で活用してみてくださいね。
(脇田尚揮)

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