【12星座の成長物語】山羊座・水瓶座・魚座は老年星座 思考も生き方も浮世離れした人
――牡羊座に始まり魚座で終わる12星座。占星術では、星座の巡りを人の成長と重ね合わせ、星座の順序が若いほど、その星座が若く未熟であると解釈します。さて、あなたの星座の成長段階はどのあたりでしょうか?
<第4回 山羊座・水瓶座・魚座>
人の一生を春夏秋冬であらわすなら、山羊座・水瓶座・魚座は冬、つまり老年期にあたるグループです。そのため、これらの星座の人は、思考のスケールが大きく、叡知に満ちているのが特徴。また、どこか浮き世離れしていて、社会的サイクルから逸脱しやすいところもあるでしょう。
山羊座は「キャリアの頂点に立つ熟年」。老境に差しかかり、人生のゴールが見えてきたからこそ、社会的な野心が肥大する段階です。そのため、山羊座は成功への渇望が強く、ステイタスを手に入れるためなら、努力をいとわないところがあります。プライベートを犠牲にしてもオフィシャルを充実させようとするのです。強い意志と忍耐力で栄光の座を勝ち取ることこそ、山羊座の生涯のテーマなのです。
水瓶座は「隠居して趣味に生きる初老」。社会的な営みから、より個人的な方向へシフトする段階です。競争社会から降りた状態なので、水瓶座はあらゆる意味で自由、そして平等。飄々としたボーダーレスな価値観を持っています。水瓶座が新しい発想を打ち出したり、理想を掲げることが多いのは、こうした世間に迎合しない姿勢があるためでしょう。また、水瓶座が自分流を貫く頑固者であるのも同じ理由からです。
12星座のラストである魚座は、「あの世との狭間にいる老境」。無限の世界へ今、泳ぎだそうとしている段階のため、魚座にはこの世の常識があまり通用しないところがあります。物質社会より精神世界のほうが住みやすく、秩序正しいことより曖昧で混沌としたものに親しみを感じやすいのです。なお、魚座にとって愛とは許しと同義語。相手のすべてを受け入れて、愛する深さを魚座は持っているでしょう。
人の一生と重ね合わせた12星座の成長物語、いかがでしたか? 牡羊座の人はいくつになってもどこか子どもっぽく、山羊座の人は子供の頃から何となく大人びているのは、生まれつき魂の年齢が違うから。そう考えると納得がいくと思いませんか?
(月星七海)
【12星座の成長物語】バックナンバー
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