【風水】「いい間取り」「悪い間取り」とは? 方角ごとの意味も解説

【風水】「いい間取り」「悪い間取り」とは? 方角ごとの意味も解説

 風水には「方角」が関係していることは、なんとなく知っているという人も多いはず。それぞれの方角ごとに持つ運勢が異なるため、この法則を上手に活用することで、大きな運気を呼び込めるといわれています。今回の記事では、風水における方角の意味や間取りについて、わかりやすく紹介したいと思います。

風水と間取りの関係とは?

◎なぜ風水的に「いい間取り」「悪い間取り」があるのか

 風水では、それぞれの方角に対して相性のいい部屋、悪い部屋があります。それは、方角ごとに得意とする運気が決まっているから。方角と部屋の組み合わせを知っていれば、運気の上がる間取りかどうかをチェックできます。

◎風水の歴史や考え方に触れつつ解説

 風水は基本的に「陰陽五行」の考えに基づいているもの。万物は「木・火・土・金・水」という要素と「陰陽」の要素から成り立っていて、この中のいずれかに分類できます。もちろん方角にもこれが当てはまるので、特定の運気を高めるには、方角が持つ運を上手に使って強化することができるのです。

風水における方角の意味

 住むだけで金運や仕事運、恋愛運などが良くなったらうれしいですよね。ここからは、各方角が示す意味を解説していきます。

風水

◎北……水の気

 北は日当たりが悪く、ジメジメとしていて冷えやすい水の気を持つ場所です。暗くて静かであることから、人にあまり教えたくない秘密や財産を置いておくのに向いているでしょう。

◎北東……高い山、鬼門

 土の方位と呼ばれる北東は高い山を象徴する場所。不動産運や転職など変化が起きやすい運と関係しています。汚れていると悪いほうへ変化しやすいので、邪気を寄せつけないようにして。

◎東……仕事運を象徴

 東の方角は木の方位であり、仕事運や若さなど未来へつながるものと相性がいいでしょう。観葉植物のほか、AV機器やパソコン、テレビなどを置くのもオススメ。

◎南東……縁を引き寄せる

 南東も木の方位ですが、東と違うのは結婚や恋愛運に関係している方角だということ。人との縁に関しているので、素敵な人との出会いを求めているなら、オレンジや黄緑などの明るい色を取り入れると◎。

◎南……美容運、人気運

 南の方角は人気運や美容運と関係する火の性質を持ちます。火を燃やすためには木の気を増やす必要があるので、南には植物や緑を用いたアイテムを置くと、あなたの魅力をより高めてくれます。

◎南西……家庭運、健康運

 家庭運や健康運を司る南西は低い大地や畑を象徴する方角です。家族の仲が悪かったり、家族が問題を抱えていたりする場合は、この方角の1階部分が凶相になっていないか確認するといいでしょう。

◎西……金運、商売運

 金の気を持つ方角なので、金運はもちろんのこと人間関係にも影響を与えます。風水では最重要の方角と言っても過言ではないほど。風水を取り入れるなら、まず西の方角からケアするのがおすすめです。

◎北西……出世運、玉の輿運

 西と同じく金の気を持つ方角で、北西は一家の主人の運気を左右するといわれています。出世運や事業運・玉の輿の運を司っています。

風水における「いい間取り」とは?

 次は、風水から見た「いい間取り」についてお話ししていきましょう。引越しをするときは意識してみるといいかもしれません。

風水

◎玄関

 玄関は気の入り口なので、できればいい方角に配置したいところ。日当たりと風通しを考えて、陽の気が入りやすい「東・東南・南・北西」の方角がオススメ。玄関から入った気を家中にめぐらすことができるはず。

◎リビング

 家のどの部屋より日当たりが優先されるので、家の中心から見て「東・東南」にあるとベスト。さらに家族が仲良く暮らすために、玄関からリビングを通ってから各部屋に行くような間取りだとさらに理想的。リビングは居心地のよさと明るい空間を意識して。

◎キッチン

 人のエネルギーを生み出す場所であり、陽の気を生む「火」と陰の気を生む「水」を同時に使う場所でもあります。なるべく陰の気に傾かないように「東・東南・北西」に配置しましょう。

◎バスルーム、トイレ

 水回りの中でも特に陰の気が溜まりやすいのが、バスルームとトイレです。配置先については諸説ありますが、一般的に吉方位とされるのは「東・南東・北西」。家の中心部と邪気が出入りする鬼門(北東)、裏鬼門(南西)は避けてください。

◎ベッドルーム

 玄関の次に大切であり、健康運に影響を及ぼすベッドルーム。商売をしている人や活力が欲しい人は「東・東南」、ハードワーカーや普段からストレスの多い人には「北」の配置がオススメです。

風水における「悪い間取り」とは?

 反対に、できれば避けたい「悪い間取り」も解説しましょう。

◎間取りが変形している

 間取り図を見たときに、斜めに変形していたり、張りと欠けがあったりする家は、凶相が出ていると考えます。これはいい気が安定しづらい上に、方角に合わせた風水を取りづらくなるため。既に変形した間取りで住んでいる場合は、観葉植物を取り入れるなどして、常に浄化することを心がけてください。

◎階段が家の中心にある

 風水において、家の真ん中に階段があるのも大凶といわれています。家の中央は日当たりがよくなく、家全体の運気がダウンしがち。せっかくいい運気が入ってきても運が逃げてしまうので、観葉植物を置いたり、照明を使って明るい空間にしたりすることを心がけて。

◎リビングが北にある

 寒くて暗い場所・北にリビングがあるのもNG風水のひとつ。健康にも悪影響を及ぼす可能性があり、気分も下がり気味に。できる限り照明で明るさを補ったり、暖かいイメージのインテリアを配置したりと工夫するようにしましょう。

◎キッチンの風通しが悪い

 家族の健康運を左右するキッチン。清潔で風通しのいい場所にするのが大前提とされています。運気の悪い鬼門(北東)を避け、東や東南方向に配置するのが理想的。窓がないなら換気を徹底し、照明や壁紙で明るさを演出するのも効果を期待できます。

◎南に寝室をつくらない

 南の方角は唯一、寝室に向かない場所と考えられています。南が悪い方角というわけでなく、強いパワーが入ってくるからこそ、身体を休める寝室には向かないのです。また南に寝室があると、生活が派手になって貯金がしにくくなる場合も。

◎鬼門にトイレを配置しない

 鬼門(北東)は1年を通して風通しが悪くジメジメする場所。風水ではトイレは「不浄の場」とされているので、鬼門にあると運気がどんどん下がることに。トイレの設置には、できれば風通しがよくて換気できる場所を選びましょう。

風水的にいいアパート、マンションって?

 風水と言うと一軒家のイメージがあるかもしれませんが、アパートやマンションなどの集合住宅にも、風水の知恵を取り入れることは可能です。

風水

◎建物の形、色

 風水を考えて物件を選ぶ場合は、できるだけシンプルな四角形や長方形の建物がオススメ。凹凸が多い建物や円柱形、上が大きく下が小さい建物など、バランスがよくない形は風水上、望ましくありません。外壁の色も、健康面や金銭面で安定させる効果を持つ「茶・ベージュ・白」などがいいでしょう。選ぶときは、物件の日当たりのよさはもちろん、周辺に緑があるかどうかもチェックしてみて。

◎階数、部屋番号

 マンションの階数が高いほど騒音に悩まされなくなりますが、逆に地面からの気が届かず、いい運気が入って来づらいといったデメリットも。高くても目線の先が木々くらいの高さがベスト。

 風水で運気のいい階数は、5階以下の奇階数、1階もしくは3階とされています。やむを得ず5階以上に住む場合は、休日はできるだけ公園などの自然豊かな場所に出かけて、大地のパワーを取り入れることを心がけてください。

 また、部屋番号の特性も忘れてはいけません。番号の末尾が「4」は恋愛運、「8」は全体運のアップが期待できます。一方で「2」は病気、「5」は最凶など、避けるべき数字も存在します。旅行や出張先のホテルに泊まるときも、数字の特性を踏まえて部屋番号を意識するといいでしょう。

幸運を呼ぶなら「方角」の見直しから

 それぞれの方角で入ってくる「気」が変わるもの。運気をアップさせたいなら、まずは方角に合った環境に整えるところから始めてみましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。

(Sa3103)

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