【9月の惑星予報】停滞や葛藤を感じやすい1カ月 心身の調和を大切にしよう
――太陽が昼と夜を決め、月が潮の満ち引きを決めるように、普段意識していない天体・惑星も私たちに影響を与えています。さて、惑星たちは一体どういうパワーを私たちに投げかけてくるのでしょうか? 惑星予報で1カ月の動きを知り、星のパワーを上手に使っていきましょう!
9月の惑星予報
『葛藤のある停滞ムード』ときどき『新しく正しいルールを求める』
(1)3日……複数の天体が結びつく 変化や葛藤の運気
(2)23日……秋分の日 太陽の暦の転換点
(3)27日……水星が逆行を開始 トラブルに注意
9月の主な惑星の動き
9月は、主要10天体のうち木星・土星・天王星・海王星・冥王星と、木星以遠の5星がすべて逆行している状態で始まります。この星たちは世の中のムードを作り出す惑星たち。どこか物ごとの進みが停滞しているような雰囲気でのスタートとなるでしょう。
木星よりも太陽に近く、動きの早い天体たち(水星・金星・火星・太陽)は、乙女座と天秤座に集まっています。この2つの星座は、どちらも秩序やルールを大切にし、品行方正さや適正な管理などに力を持つ星座。ここに4つの惑星が集まることによって、新しいルールを作っていこうとする動きも高まりそうです。
ただし、逆行中の海王星や天王星が、ほぼ1カ月に渡ってこの乙女座や天秤座の星たちと対立の配置をとります。夢を見る気持ちが高まりすぎて地に足がつかなくなったり、安定と革新の欲求が同時に沸き起こったりと、相反する思いや運気に翻弄されそうな暗示も。
総じて物ごとは一進一退になりやすく、正しく秩序を作りたいエネルギーがありながらも、どこか思い通りにいかないジレンマを感じそうな雰囲気です。
月末には水星も逆行を開始し、実に6星もの天体が逆行する状態になります。ただしこの逆行は、いたずらにネガティブな停止をするわけではなく、人々の心が平穏や安定を求めて動きを止めるイメージ。次の段階に進むための休息ととらえるのがいいかもしれません。
また今月は、1年の中で大きな運気の転換点となる「秋分」も含んでいます。意図的に、しっかりと自分の知性や意識をコントロールしていきたい1カ月。「何を大切に守っていくか」を心に決めて、丁寧に過ごしていきましょう。
9月の注目DAYはこう過ごそう!
(1)9/3……冷静で確かな判断を心がけて
多くの天体が吉凶混合の角度を結びます。海王星と火星は真向かいからにらみ合いとなり、イマジネーションや情緒性が過剰になる傾向が出てきそう。現実を見失わないように注意が必要です。でもその反面で、この2星には冥王星と月からの調停エネルギーも注がれます。悩みごとなどの解決には、直感や感情が動くものに正解があるかもしれません。さらには水星と土星、太陽と天王星も調和の角度を結びます。大きな変革を示唆する配置ともなるので、自分自身がどのようになりたいかをしっかり意識して。
(2)9/23……心身の調和とバランスを整えて
太陽が天秤座0度の「秋分点」に達し、秋分の日となります。昼と夜の長さが同じになる秋分は、心身のバランスをとるのに最適な日。特に天秤0度で始まる秋分は、自分の美意識やコミュニケーションパターンなどをよりよいバランスや調和の状態へと整えていくことができます。迷ったときは、「自分自身が生まれ持った個性」を尊重する決断が吉。秋分はお彼岸の中日でもあるので、ご先祖さまに思いを馳せながら、連綿と受け継がれてきた自分のDNAに感謝してみてください。自分の生命を慈しむことをあらためて誓いましょう。
(3)9/27……余裕を持った確認や見直しが吉
天秤座エリアで水星が逆行を開始します。情報伝達やコミュニケーションでの行き違いが起こりやすいときとなります。また、交通の障害やデジタルツールの故障などにも気をつけたいところ。約束ごとや移動時間などは、丁寧に確認して余裕を持つといいでしょう。一方でこの日の水星は、水瓶座に滞在している幸運の木星と調和の角度をとっています。水星が逆行する時は見直しややり直しなどに適した時期でもあります。水瓶座木星の恩恵を借りて、IT、PC関連の見直しや学び直しなどをしてみてはいかがでしょうか。
乙女座と天秤座はどちらも女神の姿をしています。豊穣神のペルセポネや清廉潔白な正義を象徴するアストレイアが守ってくれている9月。「秋分」という分岐点を清らかな気持ちで迎えながら、深まる秋へと進んでいきましょう。
(永沢蜜羽)