アロマは除菌や防カビに効果あり! 梅雨時に取り入れたいアロマの賢い使い方
リラックス効果やリフレッシュ効果が高いアロマテラピー。日常生活にその香りを好んで取り入れている人も多いのではないでしょうか。実はそんなアロマオイル、梅雨時のお掃除や消臭、防虫や防カビなどにも効果を発揮してくれます。
そもそもアロマテラピー研究の始まりは、中世ヨーロッパでの伝染病大流行に効果を発揮したことがきっかけといわれているほど。その殺菌効果はお墨付きです。梅雨の季節にオススメのアロマオイルと、その使い方を見ていきましょう。
スッキリとした樹木系の香りが人気のティートリーやユーカリ。風邪や花粉症の季節に重宝するこれらのアロマは、実は空間への殺菌・抗菌作用も優れています。オススメの使い方は、アロマポットやディフーザーなどで拡散させること。空気中に広がった香気成分が、除菌、消臭、防カビ力を発揮します。精製水にこれらのオイルを入れて、空気中にスプレーするエアーフレッシュナーを作るのもオススメです。靴や靴箱、タンスなどの消臭や抗菌にも使えます。ただし、その際は使用後によく乾燥させることを心がけてください。
爽やかな柑橘系の香りが好まれているレモン。実は殺菌作用も持っています。オススメの使い方は、キッチンの拭き掃除。柑橘系のオイルは、油汚れを落とす作用があるので、汚れのあるところに原液をかけて布で拭き取ってください。掃除後は穏やかな抗菌・防カビ作用を発揮します。また、集中力や記憶力を増す効果もあるので、仕事部屋や子ども部屋のデスクまわりの掃除にもオススメ。精製水にレモンオイルを入れたスプレーを作って、拭き掃除に使いましょう。爽やかな残り香が梅雨時の気分を晴れやかにしてくれます。
お茶やお菓子などの香気成分としても人気のペパーミント。殺菌効果とともに、強いリフレッシュ作用を持っています。オススメの使い方はリビングなどの拭き掃除や食卓のお手拭きに含ませること。ペパーミントオイルを入れた水に日常使いする布きんやお手拭きをひたして、よく絞ってから使うと便利です。食卓がミントオイルの香りにつつまれることで、食欲増進の効果もありますし、梅雨時に悪臭を放ちがちな布そのものの臭いを防ぐ効果も期待できます。梅雨時の蒸し暑さで食欲が落ちてしまう人や、気分が晴れない人に特にオススメです。
レモンに似たハーブ系の香りが心地よいレモングラス。実は虫除けとして強い作用を持っています。ベランダ、窓際などにスプレーしておいたり、拭き掃除に使うことで虫が近付いてくるのを防ぐことができます。キッチンなどの虫が発生しやすい場所にも、レモングラスを香らせておくのがオススメ。また水で薄めて人用の虫除けスプレーを作ったり、オイルで希釈して肌に塗るのも虫さされを減らすのに効果的です。空間の殺菌・清浄作用もあるので、ディフューザーでの拡散などにも向いています。
今回紹介したオイルは、いずれも殺菌や消臭の作用があることは同じです。またそれぞれブレンドしても使えますので、好みの香りをアレンジして、いろいろなところに使ってみるのもいいかもしれません。化学薬品ではなく天然の成分でお手入れできるところがアロマの魅力。ジメジメして気分がふさぎがちな梅雨時ですが、アロマの香りで生活も気分もすっきりリフレッシュしてくださいね!
(永沢蜜羽)