初詣と一緒に手に入れたい縁起物 お守りはマストとして、ほかには?

初詣と一緒に手に入れたい縁起物 お守りはマストとして、ほかには?

hatumoude

 新年を迎えた最初のイベント「初詣」。新しい年の平穏無事を祈って、皆さん参拝するのですが、そのときに手に入れておきたいアイテムが「熊手」や「絵馬」などの「縁起物」です。それぞれに、ご利益がありますから、自分にぴったりの縁起物を手に入れて、運気アップを目指しましょう!

そもそも「縁起物」って?

 「縁起物」は、「いいことがありますように」と、「これから先の平安や祈願成就を祝って飾るもの」です。お正月の定番としては「熊手」や「絵馬」が代表的です。その言葉通りに、一般的に神社や境内などで販売されている、縁起がいいもののことを指します。そして、「祝って飾るもの」ということですから、手に入れた後はきちんとした場所に飾っておく事が、ご利益アップへとつながります。そこで、縁起物のご利益と、手に入れた後の飾る場所をご紹介いたします。

さまざまな形態の進化した「お守り」

 お守りは日本古来の、魔除け、開運、招福を願って身につける物です。同じようなご利益のある、お札の「携帯版」と言うと分かりやすいでしょう。だから、「常に身に付けておき、持ち歩く」のが正しい扱い方です。さらに、今はお守りも進化しています。ステッカーになっていて、パソコンや携帯電話に貼ると不調やウイルスから守ってくれる『IT情報安全守護』(神田明神)のお守りや、ストラップになっていて、カラーも選べ、ぱっと見お守りとは思えないおしゃれな『良縁成就・悪縁解除』(陽運寺)のお守り、桜が描かれた丸い下駄のカタチをしたストラップ『美脚のお守り』(高野山東京別院)などなど。カタチもご利益も千差万別。ピンポイントに開運アップが期待できますから、お目当てのお守りを買いに初詣に行く場所を選ぶのもアリです。

家庭を神様に見守っていただける「お札」

 お札は「神札」や「護符」などと呼ばれていて、守札とも呼ばれる「お守り」も、この一種になります。ただし、こちらは携帯するのではなく、家の中に飾ることが一般的です。そして、「お守り」は個人のご利益を願う物であり、「お札」は家庭の願いをかなえてくれます。代表的な物に、伊勢神宮の天照大御神のお札や、お不動産とよばれる不動明王のお札があり、このお札を貼っておけば、家庭を神様が見守ってくれます。お札は神様の分身ですから、飾るときは神棚があれば神棚に。なければ、自分の目線より高い位置に飾って、見下ろさないようにしましょう。

金運アップには「熊手」

 鷲のツメが獲物を逃がさないことに由来して、ビジネスチャンスを逃さないとされている、「熊手」。農作業では「かき集める」農具であることから、運や福をかき集めるという思いも込められています。商売繁盛として人気の縁起物ですから、飾ってある会社や個人宅も多いでしょうが、せっかくですからベストな位置に飾りたいですね。一般的に、玄関の少し高い位置に、入り口に向けて飾る。室内だったら、熊手の正面を南、東、西に向けて飾ることが良いとされています。その年の恵方に向けて飾るのも良い運気をかき集めてくれるので、よしとされています。ただ、北に向けって飾ることはNGとされているので、それだけは気をつけてください。

去年はツいてなかったと感じる人には「破魔矢」

 読んで字のごとく、「魔」を打ち「破」る「破魔矢」。魔除けの意味があるとともに、悪い運気を追い払ってくれます。なんとなく運が悪くなった、最近悪いことがよく起こるという人は、この破魔矢で、悪い運気を打ち破りましょう。そして、「矢」ですから、飾る方角が重要になります。まず飾る高さは、自分の頭よりも高い位置です。これは、神様を見下ろさないため。肝心の方角は、その年の凶方角を調べて、そこへ向けてください。

オールマイティーな願いごとをかなえてくれる「絵馬」

 奈良時代、神様へ捧げる乗り物として「馬」が奉納されていました。ただし馬では高くて奉納しにくいということで、木や紙で作った馬で代用されるようになり、次第に今のような「絵馬」になりました。そんな、「絵馬」は具体的な願い事を叶えたいとき最適です。絵が描かれている方は表ですから、その裏に願い事を書きましょう。ゆっくり考えてから書きたいという人は、いったん家に持ち帰っても問題ありません。ただし、書いたあとはきちんと奉納しにいきましょう。

 基本的に、縁起物の効力は1年とされています。前年に買ったものは、新しいものを買う前に、お焚き上げをして、お返ししましょう。そのときは、今までお世話になった感謝の念を忘れないようにしてください。初詣に行ったときに新しい縁起物を手に入れる予定の人は、前年お世話になった縁起物を持っていくのを忘れずに。
(タナカアツシ)

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