2016年の春分は、3月20日13時半です。西洋占星術では、12星座の先頭星座「牡羊座」に太陽が来る日が春分にあたり、この日は「新年」とされています。また、魔女の世界では、魔女のお祭りの小サバト「オースターラ」が行われ、豊饒と生命の復活を祝って植物を植えるそうです。
まさに春分は、新しい誕生や新しいはじまりを祈るのに相応しい日なのです。また、古来、愛のおまじないに適した時期といわれています。
今年の春分は、莫大なエネルギーを意味する冥王星と幸運の木星と、同時に木星は、現実を示す土星と角度をとり、愛の金星とイマジネーションの海王星が重なり合います。思いをしっかり描くことで、愛の願いをかなえるおまじないをするのにいい春分の日でしょう。
愛をかなえる春分のおまじない
今回は、太陽の光が強まりはじめる春分の日の特別なエネルギーを祝福して、愛をかなえるための祈りを捧げる方法をご紹介します。
好きな人に素直になれない、交際してもすぐにケンカをしたり、別れてしまう、人を好きになれない……そんな自分に心当たりのある人に、とくにオススメしたいおまじないです。
新たな1年のはじまりに向けて、これからのあなたの愛を導いて恋愛力を高めるために、愛を閉じ込め凍らせている心の氷を、春分の太陽で解かしましょう。
<用意するもの>
(1)丸く切り抜いた厚紙(10cm程度)
(2)赤い油性マーカー
(3)スミレの花(食用に適さないニオイスミレ以外のもの)
(4)製氷皿と水
(5)カップ
(6)スミレ色の封筒
(7)白湯
(8)ティッシュ
おまじないは、春分のタイミングにあわせて行います。また、春分の前に、「火の車輪」「閉じ込められた愛の氷」の2つを作って準備しましょう。
「火の車輪」の作り方
1つ目の「火の車輪」は、太陽をあらわす春分の伝統です。あなただけの太陽となる「火の車輪」を用意します。
<材料>
(1)丸く切り抜いた厚紙(10cm程度)
(2)赤い油性マーカー
<作り方>
丸く切り抜いた厚紙に、赤い油性マーカーで十字を書き、それを時計回りに回転させたら、さらに十字を重ねて描き、最後に円の縁を丸くなぞって、下のような記号を書きます。火の車輪の回転が勢いづく様子を思い浮かべながら、太陽の力を込めるイメージで、丁寧に、きれいに、力強く書きましょう。
「閉じ込められた愛の氷」の材料と作り方
2つ目の「閉じ込められた愛の氷」は、あなたの心の中で凍結しているホットな愛を意味します。スミレの花言葉は、「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」。愛する人との幸せを実現するのに欠かせない大切なものです。
<材料>
(3)スミレの花(食用に適さないニオイスミレ以外のもの)
(4)製氷皿と水
<作り方>
(3)小さ目の製氷皿(お菓子の入っていた容器などで代用してもOK)に、(4)スミレの花を1つ入れて、ミネラルウォーターを注ぎ、冷凍庫で固めて氷にします。
おまじないのやり方
準備が整った当日は、いよいよおまじないです! 3月20日13時半に、太陽に祈りを捧げることがマストなので、その前までに(1)の準備をしておきましょう。余裕があれば、事前にシャワーを浴びるとお清めになります。
(1)太陽の光のあたる場所に火の車輪をおいたら、その上にカップをのせ、白湯(沸かしたミネラルウォーター)を2cmくらいのところまで注ぎます。白湯は冷めないほうが望ましいので、白湯を沸かすタイミングだけ注意しましょう!
(2)13時半になったら、氷をカップの中に入れます。
(3)火の車輪を見つめながら、太陽光を浴びて、自分の中の闇の部分がとけていくとイメージします。
(4)氷を見つめながら、カップを回し、火の車輪と一体になって氷を解かしながら、「心の闇の氷はとける。この氷のごとくとける」と唱えましょう。
(5)氷がとけ、スミレの花が出てきたら、花を取り出し、氷のとけ水を飲み干します。
(6)火の車輪の中央に、ティッシュで水気を拭ったスミレの花を乗せて、そのまま自然乾燥させましょう。
(7)スミレの花が乾いたら、火の車輪と一緒に、用意しておいた封筒に入れてお守りにします。手帳に挟んだり、ポーチに忍ばせたり、お財布などに入れて持ち歩いてください。
火の車輪が閉じ込められていた愛の氷を解かすことで、あなたが心の中で凍らせていた、愛の幸せを知るスミレの優しさを取り戻すのです。素直になれずにいた人は、強がりや自分への偽りをやめ、ケンカや別れに逃げていた人は、相手を責めることを忘れて、人を好きになれずにいた人は、身近な幸せとすぐそこにある恋に気づくようになるでしょう。
あなたはこの日、おまじないをすることで、愛し愛されるあなたとして新しく誕生します。おまじないをしたから「もう大丈夫」と思い込まず、お守りを身につけ、たまに自分を振り返りましょう。スミレが意味する愛の優しさを二度と凍らせないように!
(LUA)