――植物の成分や芳香によって、心身を癒やすアロマテラピー。実はそうしたハーブやアロマなどは、占星術と密接に結びついた側面を持っています。古来、占星術は医学や農業、つまり薬草やハーブなどと深く関わってきました。医学の父とよばれるヒポクラテスも、治療の際には星の動きや患者のホロスコープを考慮したほどです。現代を生きる私たちも、この古代の叡智を使って心地よいセルフケアをしてみませんか?
太陽で導くアロマ占星術
わたしたちが現在暮らしている1ヶ月や1年という区切りは、太陽のリズムと一致しています。太陽は月に一度だけ、毎月20日頃に星座を移動。太陽が滞在している星座は、その期間エネルギーが活性化し、世の中の雰囲気や仕事の状況、ひいては人々の心身に影響を与えます。
今回、1月21日に太陽が移動するのは「水瓶座」。そこで、水瓶座に太陽が滞在している時期に起こりがちなメンタル症状にフォーカスし、星との関連植物から、それを癒やしてくれるアロマをご紹介します。オススメアロマを使って、水瓶座太陽期をハッピーに過ごしましょう!
水瓶座太陽期の特徴
【今回の太陽の位置】水瓶座(風のエレメント)
【期間】1月21日~2月19日
【起こりやすいメンタル症状】突飛なアイデアに走りすぎる、他人の感情に寄り添わない
1月21日、山羊座にいる太陽が「水瓶座」に移動します。その後2月19日までは、水瓶座の影響を大きく受けることになります。
水瓶座は平等性や独自性を重視する星座。異なる価値観を尊重し、グローバルな視野で自由に生きようとします。発明家や革命家が多いのもこのタイプ。知的でクールなのに過激なところもあるという、ユニークな特徴を持っています。
エレメント別のオススメアロマ
水瓶座太陽期には、個性を大事にする傾向や、フラットな目線の平等主義のエネルギーが降り注ぎます。そのため、オリジナリティ重視の傾向が強く出すぎると、突飛なアイデアに走りやすくなりがち。また、平等主義の傾向が強く出すぎると、人の感情にまったく寄り添わない冷たい人にもなります。
そうしたメンタル症状を回避し、よりよく水瓶座太陽期のエネルギーを使っていけるようアロマでサポートしていきましょう! オススメアロマをエレメント別にご紹介します!
・牡羊座、獅子座、射手座(火のエレメント)生まれの人……クラリセージ
楽しいことが好きな火の星座の人たちにとって、自由なパワーが働く水瓶座太陽期は過ごしやすい時となります。ただし、ファイトあふれる火の人たちはもともと行動力があるため、水瓶座エネルギーの影響で奇抜なアイデアに走ると、問題も起こしがちに。心のバランスに働く「クラリセージ」で落ち着きを取り戻しましょう。
・牡牛座、乙女座、山羊座(地のエレメント)生まれの人……パイン
結果重視の地の星座の人たちにとって、アイデアそのものを楽しんだり、独自性にこだわる水瓶座パワーは、なじみにくいものに感じがち。水瓶座太陽期は、少し地から足を離す気持ちで、アイデアや個性重視の世界も楽しんでみましょう。リフレッシュ力が強い「パイン」で思考を明晰にするのがオススメ。厳しくなりやすい地の人たちの価値観にもやさしく働きます。
・双子座、天秤座、水瓶座(風のエレメント)生まれの人……ネロリ
水瓶座が属する風の星座の人たちは、水瓶座太陽期は思い切り自由を感じられそう。反面、行き過ぎると水瓶座的なエキセントリックさや、他人の感情を軽視する傾向が出やすくなります。水瓶座をサポートするオイル「ネロリ」を使ってみましょう。繊細で優美な香りを持つネロリは、浮つきがちな思考を鎮めて、やさしい気持ちにさせてくれます。
・蟹座、蠍座、魚座(水のエレメント)生まれの人……ベルガモット
感情豊かな水の星座の人は、水瓶座太陽期は、平等主義の水瓶座エネルギーを苦手と感じてしまいそう。でも「誰かの感情に寄り添わないこと」は、決して冷たいだけではなく、「すべての人を尊重すること」にもなるということを知っておくとよさそうです。気持ちを明るく保つ太陽のオイル「ベルガモット」を使って、自分とは違う水瓶座の質を前向きに受け入れていきましょう。
太陽が水瓶座に入ると、少しずつ春の足音が聞こえてきます。旧正月や立春などの節目の時期も続き、新しいことに心がうずいてきそう。こんな時こそ、水瓶座の楽しいアイデアや未来志向の力を使いたいですね。太陽が水瓶座に滞在する2月19日まで、そのパワーは続きます。自分のオリジナリティを駆使して、楽しい春へと進んでいきましょう!
(永沢蜜羽)