「ルーン占い」で恋愛を占う方法は? 基本の占い方、占いやすい悩み
「ルーン占い」をご存知ですか。占い好きなら一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。ルーンとは、古代北欧で使われていたルーンと呼ばれる文字を用いた占いのこと。具体的には何か悩みがあったとき、ルーン文字が刻まれた石や木片を投げたり、ポーチに入れて引いたりして占います。
文字自体に魔力があるとも言われているので、ルーン文字が刻まれた石などをお守りにすることも。「よく当たる」と人気の神秘的な占い、ルーンの世界を紹介しましょう。
- ルーン占いとは
- ◎ルーン占いってどんな占い?
- ◎ルーン占いの歴史
- ルーン文字の種類と意味
- ◎フェフ(Fehu)
- ◎ウルツ(Uruz)
- ◎トゥリザーツ(Thurisaz)
- ◎アンズーツ(Ansuz)
- ◎ライドゥホ(Raidho)
- ◎ケナーツ(Kenaz)
- ◎ゲボ(Gebo)
- ◎ヴンヨ(Wunjo)
- ◎ハガラーツ(Hagalaz)
- ◎ナウドゥヒーツ(Naudhiz)
- ◎イザ(Isa)
- ◎イェーラ(Jera)
- ◎エイヴァーツ(Eihwaz)
- ◎ペルドゥロ(Perdhro)
- ◎エルハツ(Elhaz)
- ◎ソヴロ(Sowulo)
- ◎ティヴァーツ(Teiwaz)
- ◎ベルカーナ(Berkana)
- ◎エーヴァツ(Ehwaz)
- ◎マナーツ(Mannaz)
- ◎ラグーツ(Laguz)
- ◎イングツ(Inguz)
- ◎ダガーツ(Dagaz)
- ◎オートゥハラ(Othala)
- ルーン占いで占えることは?
- ◎相手の本音
- ◎どちらの道に進めばいいか
- ◎恋愛に関する悩み
- ルーン占いの基本の占い方
- ◎ルーン・キャスト
- ◎ルーン・スプレッド
- ルーン占いで恋愛を占う
- ◎好きな人の本当の気持ちを知る
- ◎恋を叶える秘訣を占う
- ルーン占いで未来の幸せを引き寄せて
ルーン占いとは
◎ルーン占いってどんな占い?
ルーンの占い方はとてもシンプルです。一般的にはルーン文字が刻まれた石や木片を直感で選ぶ、卜術(タロットのように偶然出た事象から吉凶を推測する占術)の一種。ルーン文字が刻まれた石は「ルーンバッグ」と呼ばれるポーチに入れることもあります。また、頭上から全てのルーンを落として一番近くに落ちた石(ルーンストーン)や木片(ルーンチップ)を観て占う方法も。とにかく占いたいと思ったときにすぐに実践できる、手軽さが魅力の占いです。
◎ルーン占いの歴史
ルーン占いの歴史は古く、紀元前1~2世紀頃、北ヨーロッパにいた古代ゲルマン民族が使っていたとされています。ルーン文字は、当時の人々が古代北欧の神々と交信するために作られた特別な文字だったのです。占うだけでなく、剣の柄に勇敢さを表す文字を彫るなど、魔術的な目的でも必要とされてきました。
ルーン文字の種類と意味
ここからは、24種類あるルーン文字のそれぞれの意味を解説します(※)。基本的な意味に加え、「恋愛・結婚」や「仕事」を占う際の解釈もお届けしましょう。
◎フェフ(Fehu)
お金やもの、財産など「物質的な豊かさ」を表します。豊かな人生や成長のイメージ。
【仕事】安定した収入/金運アップ
◎ウルツ(Uruz)
本能のままの「勢い」を表します。大きなものへの挑戦や、大胆な行動のイメージです。
【仕事】出世、飛躍のチャンス
◎トゥリザーツ(Thurisaz)
「プライド」や「執着心」を表します。衝動的な行動やアドバイスを受け入れない、といった意味も。
【仕事】プライドが高く、妥協知らず
◎アンズーツ(Ansuz)
「知性」や「会話」を表す文字です。「言葉」によるコミュニケーション、連絡も示しています。
【仕事】有利な情報が入る
◎ライドゥホ(Raidho)
「移動」や「近場への旅行」を表します。スピーディーに物事が進展するという意味も。
【仕事】軽いフットワーク
◎ケナーツ(Kenaz)
「情熱」や「始まり」を表す文字。未知の世界を切り開いていく勇気の象徴でもあります。
【仕事】新しい仕事/前向きな気持ちで取り組める
◎ゲボ(Gebo)
「贈り物」「愛情」を示します。穏やかな気持ち、深い信頼関係という意味も。
【仕事】やりがいのある仕事/信頼できる仲間
◎ヴンヨ(Wunjo)
「喜び」や物事の「成就」を表します。努力した結果、得られる充実感のイメージです。
【仕事】思い通りにうまくいく
◎ハガラーツ(Hagalaz)
「予想できない出来事」や「アクシデント」を表します。全てを受け入れよという意味も。
【仕事】不利な立場に立たされる/横槍が入る
◎ナウドゥヒーツ(Naudhiz)
「忍耐」や「慎重さ」など、時間がかかることを表します。気分転換が必要という暗示も。
【仕事】成果を得られるまでに時間がかかる
◎イザ(Isa)
「停滞」や「保留」を表します。物事はいったん「一時停止」したほうがいいという意味。
【仕事】成果を得るまでに時間がかかる
◎イェーラ(Jera)
「努力」「収穫」を表します。ずっと続けてきたことに対する成果や報酬を得られそう。
【仕事】計画通りに進む
◎エイヴァーツ(Eihwaz)
「再生」と「変化」を表します。今までのものを手放し、切り替える、切り離す勇気を持つ、といった意味。
【仕事】方向転換による新しいやり方
◎ペルドゥロ(Perdhro)
「偶然性」や「チャンス」を表します。突然の好機の瞬間を逃すな、というメッセージ。
【仕事】周囲に助けられる
◎エルハツ(Elhaz)
「友情」や「仲間」を表します。集団の中で成し遂げることやチームワークという意味。
【仕事】共同作業がうまくいく
◎ソヴロ(Sowulo)
「太陽」や「幸運」を表します。生命力・成功・勝利といったポジティブで力強いイメージ。
【仕事】実力を発揮できる
◎ティヴァーツ(Teiwaz)
「勇気」や「積極性」を表します。勝利に向けて突き進むチャレンジ精神という意味も。
【仕事】ライバルを打ち負かす/スピード出世
◎ベルカーナ(Berkana)
「母性」や「穏やかさ」を表します。愛を持って何かを育み、成長させていくイメージ。
【仕事】新しい仕事のスタート
◎エーヴァツ(Ehwaz)
「素早い決断」や「移動」を表します。物事がいい方向へ変化し、望み通りの展開に。
【仕事】チャンスを生かして好転
◎マナーツ(Mannaz)
「協力関係」や「結束力」を表します。自分の役割を果たすことで、物事が達成する状態。
【仕事】能力が認められる/合理的な判断
◎ラグーツ(Laguz)
「感受性」「想像力」を表します。夢やアート、サイキック、相手との共感性という意味も。
【仕事】直感で進める
◎イングツ(Inguz)
「豊かさ」や「成功」を表す文字です。理想的な形で完成するイメージ。深い満足感も示します。
【仕事】想定外の成功/人脈の広がり
◎ダガーツ(Dagaz)
「着実な成長」「今日1日」を表します。物事が少しずつ前進している様子、穏やかな日々のイメージ。
【仕事】精神的な成長
◎オートゥハラ(Othala)
「伝統」「遺産」を表します。常識や規則に従って行動、古いものを尊重するという意味。
【仕事】年長者からの援助を得られる
ルーン占いで占えることは?
ルーン占いはどんなことを占うのに向いているのでしょうか。ルーン占いが得意とする悩みの例をお伝えします。
◎相手の本音
人間関係で壁にぶつかったとき、相手の気持ちや本音を占えます。今、何が起きているのかも示唆してくれるでしょう。
◎どちらの道に進めばいいか
それぞれの道を進むとどうなるかをイメージしながらルーンを引くと、その先の運勢がわかります。人生で何かに迷ったとき、答えを出すのに最適です。
◎恋愛に関する悩み
「この恋を進めるべき」かなど、不運な現状をどうしていいかわからないとき、ルーンのメッセージがヒントになります。
ルーン占いの基本の占い方
次は、わりとよく知られているルーン占いの方法を解説します。
◎ルーン・キャスト
自分の周りに半径1メートルほどの円を描き、その中央に立って、ルーン文字が書かれた全ての石を一度に放り投げます。そして、落ちた場所と石との関係から結果を導き出します。
◎ルーン・スプレッド
ルーンバッグ(ルーン文字が刻まれた石を入れておくポーチ)に全ての石を入れます。直感のまま石をひとつ取り出し、願いを込めて一定の配置に並べて占います。タロットのようなカード状のルーン(ルーンカード)を使う場合も、占い方は同じです。
ルーン占いで恋愛を占う
最後に、ルーンを用いて恋愛を観る際におすすめの占い方を紹介します。
◎好きな人の本当の気持ちを知る
ルーンバッグから石を3つ取り出します。1つめは「好きな人の、自分に対する過去の気持ち」、2つめは「今の気持ち」、3つめは「未来の気持ち」を表します。
◎恋を叶える秘訣を占う
「あの人は今何をしているんだろう」とイメージしながら、ルーン・キャストの方法を実践します。全ての石(或いはカード)を空中に投げ、一番自分の近くに落ちたルーンの文字から今必要なメッセージを受け取るのです。
ルーン占いで未来の幸せを引き寄せて
ルーンバッグに石(ルーンストーン)を入れておけば、いつでもどこでも気軽に占える「ルーン占い」。片思いを成就したいときには「ゲボ(Gebo)」の石をお守り代わりに持ち歩くなど、占う以外の使い方もあります。あなたも古代ゲルマン民族の神秘の世界をヒントに、不安や悩みを払拭し、未来の幸せを引き寄せてみませんか?
※ルーン文字の読み方には諸説あるのですが、この記事には比較的、一般的な読み方を記載しています。また、ルーンは文字が刻まれた24個に加え、ブランクルーンという、何も刻まれていないものを加えた25個で占う方法もあります。今回は文字のある24個で占い、且つ「正位置・逆位置」を取らない方法を紹介しました。
(Honoka)