3月6日、天王星が牡牛座へ移動 本格的に始まる「牡牛座天王星時代」これからどうなる?
3月6日、約84年ぶりに「牡牛座天王星時代」が幕を開けます。天王星は、劇的な変化を時代にもたらす惑星。キーワードは、「変革」「突発的」「解放」「未来的」。今あるものを解体して、まったく新しいものへと作りかえるパワーを持っています。
この天王星が牡牛座に入るため、これからは牡牛座が司る分野に大きな変革が起こる可能性があります。どのような変革なのか、みていきましょう。
「牡牛座天王星時代」、世界はこう変わる!
牡牛座は、「物質」と「大地」を司るサイン(星座)です。「物質」とは五感で感じられる現実世界のことであり、ものの所有にかかわる経済のことでもあります。「大地」は農業をはじめとする第一次産業や自然環境を意味します。天王星が牡牛座に入ることで、こうした「暮らしを形作っている常識、基盤」の再編が、今まさに始まろうとしているのです。
仮想通貨が当たり前のように流通するなど、お金の概念がくつがえるかもしれません。ものの所有に関する意識も変わっていきそうです。
・牡牛座のキーワードその2「大地」
環境問題の本格化。食の安全性に対する懸念から、農業改革や自然エネルギーの活用に注目が集まる可能性もあります。
進行度数でわかる2019年の「変革」
天王星の公転周期は約7年であり、「牡牛座天王星時代」は逆行期間を入れて2026年まで続くことになります。その始まりとなる2019年は、どのような年になるのでしょうか? 天王星の「度数」から考察してみましょう。
占星術には「ディグリー占星術」という、ディグリー(度数)を1度ずつ読み解いていく占術があります。1つのサインには30度の幅がありますが、1度ごとにそのサインにおける進化の仕方を読むのです。このとき、まずは30度を5度ずつの6つのグループに分け、グループのテーマを理解してから、1度ごとの意味を考えていきます。グループのテーマは以下の通りです。
第1グループ「スタートの力」、第2グループ「環境への広がり」、第3グループ「実践と実験」、第4グループ「新たな力の導入」、第5グループ「サインの開花」、第6グループ「成果と整理」
3月6日に牡牛座入りした天王星は、6月8日に5度、7月4日に6度まで進んだのち、8月12日に逆行に転じます。そして、2020年1月10日に牡牛座2度の地点で順行に戻るという軌道を描きます。
つまり、2019年は牡牛座0度~5度(正確には4.99度)の第1グループを往復することになるため、第1グループのテーマである「スタートの力」が強調される1年になると予測できるのです。
変革の波をうまく乗りこなすには?
革命の火の手が突如、絶対的なパワーをもって上がるように、経済システムに急激な変化が起こったり、環境問題が大きくクローズアップしてくるのかもしれません。それは2018年とは比べものにならないほどのパワーであり、新しい時代の到来を誰もが強く実感することになりそうなのです。
変革の波をうまく乗りこなすには、変化をポジティブに受け止め、新たな世界を楽しむ姿勢が大切です。古い価値観にこだわるのは、未来の可能性を狭めることにつながります。たとえ痛みをともなう変化であっても、変わる勇気を持ち続けましょう。幸せな未来が待っているはずです。
(夏川リエ)