将棋の藤井聡太六段は例えるなら「氷」 強さの裏に潜む危うさとは

将棋の藤井聡太六段は例えるなら「氷」 強さの裏に潜む危うさとは

 先日行われた第11回朝日杯将棋オープン戦に優勝し、同時に中学生初の六段になった藤井聡太棋士(15)。“新感覚占いバラエティ”『ピタットTV』(占いTV:uranaitv.jp)では、的中王・海龍と占い界の千手観音・阿雅佐が、藤井六段の強さと危うさにせまる。

史上最年少六段の今後は?

 藤井棋士は、今回の棋戦で羽生善治竜王(47)らを破って初優勝したのと同時に、条件を満たして即日六段へ昇段。60年以上更新されていなかった棋戦の優勝と六段昇段の最年少記録を塗り替えた。

 そんな藤井六段の注意力と観察眼を、阿雅佐は絶賛する。「例えば湖をのぞき込んだとき、普通の人は水深1メートルしか見えないのに、藤井さんは10メートル先も見えるような能力を生まれながらに持っている」と解説。だから「何十手も先が読め、棋士にピッタリ」と語った。

 一方の海龍は藤井六段の強さに感服しつつも、「氷」に例えて今後を危惧する。というのも、今の藤井六段は、自分の才能を少しずつ溶かしながら勝利を得ているような状態。そのスピードがあまりに速いため、溶けきってしまうのではないかと案じているのだ。海龍は「羽生さんは今もPASMOで電車移動するらしいよ」と先輩棋士を引き合いに出し、「普通の感覚を持ち続けることでバランスが保てる」とコメント。長く一線で活躍できるようにと、藤井棋士にエールを送った。

 藤井六段の破竹の快進撃に興味は尽きないが、もしこの逸材を失ったら将棋界の損失は計り知れない。折に触れて英気を養うことが、棋士を続けるカギになっていくはずだ。
(安舘美希)

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