男女で見る恋愛&結婚観の違い 男の恋は「電子レンジ型」、女の恋は「オーブン型」
男性の脳と女性の脳は別もの、とよく言われます。恋愛感情の育ち方や結婚願望の有無などの心理は個性によって大きな差がありますが、男女の恋愛、結婚観はある程度心理学的に把握されています。そこで、今回は男と女の心理の特徴や偏りについてご紹介します。
男性の恋愛感情は、一瞬でピークレベルまで盛り上がるのが特徴的です。主に視覚情報で、目前の女性に対して好き嫌いを瞬時に判断するのです。ストライクゾーンの範囲内であれば、その日のうちにベッドで一緒に過ごしたいと思うシンプルさ。しかし、女性と寝た後は急激に熱が冷めてしまいます。また、男性の好意の気持ちは、質によって増える心理の法則があります。
女性の恋愛感情は、じっくりと時間をかけて育っていきます。初対面の男性に対しては、一目惚れでもしない限り、興味関心がそこまでありません。また、女性は男性と一度寝ると、その男性に対して情が湧き、極端に惚れこんでしまいます。女性の好意の気持ちは、量や数のアプローチによって増えやすいのです。
恋愛の悩み相談によくあるのは、「彼氏が結婚を決意してくれない」というもの。男性から、「彼女が求婚やプロポーズに応じてくれない」という話はあまり耳にしません。この事実があらわしているのは、男性は結婚に及び腰であるということ。男性は一度結婚すると、独身時代のように自分の自由な時間やお金がなくなり、家族を食べさせるための責任が生まれます。このような将来に対する不安や責任感が心理的なプレッシャーとなり、結婚をためらう要因となるのです。
女性は基本的に、年齢が上がるに連れて結婚願望が増し、さらに結婚相手に対する条件やハードルが高まる傾向があります。婚活で失敗続きの女性は大抵高望みであることが多く、結婚適齢期における女性の理想に合致するスペックを持つ男性は、不況や所得格差がある現在では、ほんの10%程度しかいないとされます。そのため、婚活で成功する秘訣は、理想の水準を若干引き下げる。これだけで結婚確率は非常に高まります。
簡単にまとめてしまえば、男性の恋愛感情は一目見た瞬間に盛り上がり、その後は落ち着いてきます。一方、女性は、初めはなんとも思っていなくても、ちょっとした会話や接触の中で恋愛感情が育まれていくというわけです。ただ、一般的に男女が求めているのは一緒にいて落ち着く「癒やし」という要素であることは普遍的な気がします。
(脇田尚揮)